表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自称聖者のクズくてニューゲーム  作者: マルタヒノキ
ダーサイドが生まれるまで
2/6

キャラメイキングはいいけど、とりま質問させて






優しく美しい女神様は、死に損ないの人間どもに慈悲を与え、神に意見を言うチャンスを与えたのでした。


はいウザい!死ね。( ̄▽ ̄)/

===


『一つだけ質問に答えてやる

なんでもいいぞ?』



一つだけとかケチだな。

器ちっさ…だから胸も……(可哀想に)




『愛川里奈、答えよ』


ファミレスでやたらベタいていた女の子が指名された。

それにしてもウザい名前だな。



「え、あ、はい。

えーと、じゃあ、項目にハーフとあるのですが、あー、吸血鬼とスライムとかエルフとドラゴンとかのハーフって可能なんですか?」


何、その組み合わせ…

あり得ないだろ…



『ふむ、不可能ではないな…ただ、組み合わせによってかなりいいもの、悪いものもあれば、失敗すれば悍ましい臓物の塊に転生する可能性もあるといっておこう』


「ハーフ怖っ!あ、すみません」



『次だ。時間がないので先生どんどん当てていくぞ』


このネタはわからなかったのか10代組はポカンとしていたが、俺は少しツボった。



奏波健太(かななみけんた)、質問しろ』



指名されたのは、神経質そうなメガネをかけたイケメン野郎である。

神経質そうな顔をしているわけではなく、神経質そうな奴がかけてそうな縁の細い白いメガネをかけていたためだ。

生徒会長タイプの人間だろう……と分析する(分析者 加藤氏 執筆者 加藤氏)



少し考えるようにして顎に手をあて、メガネをくいっとしたあと神経質クソメガネは口を開いた。


「では、僕らに何か使命はあるのでしょうか?」


『いい質問だ。

特にない。いや……ないとも言うしあるとも言う。それは選んだ種族にもよる話なのでな』


なんか含みのあるいいかただな





まだまだ質問は続いていく。



イチャつく女の子の片割れ斎藤莉亜が質問した。


A地球に帰れないのか


Q転生したって言ってんだろ、このハゲ



次に質問をしたのは元気いっぱいガキ大将の碁宇田(ごうだ) 隆義(たかよし)


Aはい、はい!はい!ステータス振り分けで筋力極振りとか出来ねえーの?

(※志乃にはこう聞こえている)


Q貴様の脳は既に筋力極振りなようだな。ゲームじゃないのだから無理に決まっとるわ!アホめ、脳筋が

(※志乃にはこう聞こえている)




次にリア充神峰が手を上げた。


A女神様、質問があります。

僕らに祝福(チート)は頂けるのでしょうか?


Qああ、それに関しては、その画面に表示されているキャラクターメイキングポイント《CP》が人によって違う。

普段からいい行いをすれば多いし、人から恨まれる行いをすれば低い。それだけだ。ちなみに神峯隆二、お前は一番ポイントが多い。一番低い奴に比べて12000Pも違うぞ



cpって安直だな。





「あ、だから16800pもあるんだ!」



"は?1万…6千だと……俺、4800pしかねぇんだけど!チートイケメンコロスシネ"











『最後は貴様だ。加藤志乃聞くが良い』


ふふふ、待っていたぞ!

聞く質問は一つしかないな!



どいつもこいつも下らない質問ばっかしやがって!


なんでも


って言われたらアレしかないだろ!











「女神様ー、何カップ?」




「「「「「は?」」」」

『え??』




同時に俺以外の頭上にクエッションマークが浮かんだ。

女神に至ってはポカーンと口を開けてまるでエサを待っている鯉のようである。


ポケットに入っていたチロレチョコを投げ入れてやると……あ、食べた。





『口の利き方がムカつくが特別に答えやる。

私は傲慢でな女神だからな器が小さいんだ。

だからこの通り胸も小さい』




「ありがとうございます。ぺったん女神様!」


『ふはははは、我を讃えよ!』


「ぺったん!ぺったん!ぺったっ……ぶふう!?」



女神の声真似をして一人芝居をしていたところ回復した女神にビンタをされ吹き飛ばされた。


「ふ…図星か」



『ななななな!?ち、違いますぅ!私だってBはありますよ!』


涙目になって弁明する女神

これが素か。


「誰もAとか言ってないから。ないと言ってんだよ」


『そんなこと、ないですぅ!!!』


残念女神かよ。











「大丈夫?」


『おっほん、さて、質問はこれで最後だから、これから始めて貰おうと思う。ただし他人の画面は見れないので注意しろよ。

キャラクターメイキングが完了次第大部屋に転送される。そこでスキルの試しうちが可能だ。それまでは椅子から動けないのでしっかりやれ。



始めぇ!』


【19:59】










ときどき更新

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ