表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

4/4

第4話:冷徹王子は、甘いお仕置きがお好き

(……どうしよう。本当に寝ちゃった……)


膝の上に乗せられた、一条様の頭。


想像していたよりもずっと重くて、でも、驚くほど温かい。

さっきまで私をリムジンで連れ去って「体で払え」なんて言っていた暴君とは、とても思えない。


私は息を殺して、彼の顔をじっと見つめる。学園で女子たちが黄色い声を上げるのも納得の、彫刻のように整った顔立ち。長い睫毛が影を落とし、スッと通った鼻筋が美しい。


(……まつ毛、長いなぁ……)


つい見惚れてしまい、無意識に彼の手入れの行き届いた銀髪にそっと触れようとした――その時。


「……俺の許可なく、触るつもりか?」


「ひゃっ!?」


寝たはずの一条様が、片目だけをうっすらと開けて、ニヤリと口角を上げた。


(……起きてたの!?)


「あ、あの! 寝たんじゃなかったんですか!?」


「……落ち着くと言っただろう。君の膝が、想像以上に柔らかくて……。それに、いい匂いがして、眠るのがもったいなくなった」


彼はそう言うと、私の膝に顔を埋め直すようにして、ぐいっと私の腰を強く引き寄せた。

あまりの近さに、頭が真っ白になる。


「い、一条様……近いです……っ!」


「……様はやめろと言ったはずだ。……蓮、と呼べ」


「そんなの無理です! 雲の上の存在の人を呼び捨てなんて……」


「……なら、お仕置きが必要だな」


彼はクスクスと意地悪そうに笑うと、私の手を掴み、指先を一本ずつ愛おしそうに、けれど深く、自分の唇に含んだ。


「っ……ぁ……!」


指先に伝わる、熱くて湿った感触。

心臓が口から飛び出しそうなほど跳ね上がった。

驚いて手を引こうとしたけれど、彼の力は驚くほど強くて、びくともしなかった。


「……逃げるな。君は、俺の所有物だ。どこに触れようと、俺の勝手だろう?」


そのまま彼は、私の手のひらに、ゆっくりと熱いキスを落とした。とろけるような眼差しで見つめられ、体中の力が抜けていった。


「これから君は、俺の『婚約者』として、この屋敷で暮らすんだ。……逃げ出そうなんて考えるなよ。君の居場所は、もう俺の腕の中にしかないんだから。」


彼の瞳に宿る、逃がさないという強い執着。

それは甘い誘惑のようでもあり、鎖よりも重い宣告のようでもあった。


「……ひまり。今夜は、君が泣くまで離してあげないからな。」


耳元で囁かれた、名前。

窓の外では、夜の帳がしんしんと降りていった。


私の自由が奪われた初夜は、心も体も溶かされるような、あまりにも甘く残酷な時間へと変わっていった。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!


一条様の執着が少しずつ漏れ出してきましたが……

ひまりの運命、一体どうなってしまうのでしょうか!?


もし、「一条様、もっとやって!」

「続きが気になる!」と思ってくださったら、

ぜひ下の 【☆☆☆☆☆】 を 【★★★★★】 に変えて応援していただけると、更新のパワーになります!


ブックマーク登録もいただけると、一条様が(私が?)大喜びします!!

次回、さらに過激な展開が……? お楽しみに!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ