ジェファーソンの言葉
深呼吸して新鮮な酸素を取り入れたあとは、「心の燃料ゲージ」に、やる気という名のガソリン(ハイオク)を注入!
先人の言葉たちに背中を押されて、前に進みましょう!
腹が立ったら、しゃべる前に十まで数えよ。
うんと腹が立ったら百数えよ。
―――トーマス・ジェファーソン (アメリカの大統領)
アメリカ合衆国・第3代大統領のトーマス・ジェファーソンは、アメリカ独立宣言を起草したことで有名です。
「アメリカ合衆国建国の父のひとり」と称されたそうです。
ニュースなどで殺人事件が報道される時、「ついカッとなってやった」と短絡的な動機が語られることがあります。
「怒り」という一時の感情は、人を支配し、冷静さを失わせます。
そして、その勢いで取った行動は、ほとんどの場合、後悔する結果となります。
殺人や暴力とまではいかなくとも、イライラしていると、つい汚い言葉やキツイ文句を周囲にぶつけてしまい、
「なんであんなこと言ってしまったんだろう」
と後になって反省した経験は、誰にもあると思います。
もしも頭に血が上がって、そのテンションのまま、良くない言葉を吐き出そうとしているのなら……この言葉を思い出して、心の中で十秒ほど数えてみましょう。
さっきの「怒りMAX」状態から少し収まって、落ち着いた気持ちになるはずです。
心理学的にも「同じ感情を長時間持続するのは難しい」というデータがあり、苛立ちはそこまで長持ちしないのです。
近い未来の自分が「なんであんなことで怒ってたんだろう」と、うまく処理してくれます。
昨今では「アンガーコントロール」という言葉もあり、上司が部下を感情的に怒鳴りつけることがないように、自分の中の「怒り」を「操る」考え方もあります。
ジェファーソンの名言は、他にもあります。
「まだ手に入れたことがないものが欲しいなら、まだやったことがないことをする覚悟が必要」
「歩くことは最高の運動である。遠くまで歩くことを習慣にしなさい」
「荒々しい自由の海に波の立たない日はない」
「過去の歴史より、私は未来の夢のほうが好きだ」
「頑張れば頑張るほど運も味方してくれる」
「正直さとは、英知の本における第一章である」
「針がないことを確認するまでは、餌に食いついてはいけない」
「形式に関しては流れに身を任せること。信念に関しては岩のように動ぜず」
ちなみに、腹が立った時、十秒数えても、百秒数えてもダメな人には、フランスのことわざをどうぞ。
「復讐という料理は冷まして食べるものである」
時間が経過すれば許せる程度のこと、勢いで復讐するより、一旦落ち着け……という意味かと思いきや「消えない復讐心は本物であり、時間をかければ周到な準備ができる、じっくり冷徹にやり返せ」という、深くて怖い意味がある言葉です。
料理に例えるあたりが、フランスのお国柄っぽい。
大抵の場合、冷めた料理は美味しくないですから、時間が経ちすぎちゃうと、復讐とかどうでもよくなりますよ、きっと。
「平和な日常」という、目の前の温かい料理を味わおう。
今日も元気にいってらっしゃいませ!
そして、少しでも「心のメーターの針」がぴくんと動いたら、評価をお願いします!