ラングブリッジの言葉
深呼吸して新鮮な酸素を取り入れたあとは、「心の燃料ゲージ」に、やる気という名のガソリン(ハイオク)を注入!
先人の言葉たちに背中を押されて、前に進みましょう!
二人の囚人が鉄格子から外を眺めた。
一人は泥を見た。一人は星を見た。
―――フレデリック・ラングブリッジ (アイルランドの牧師・詩人)
楽観的に上を向いて生きるか、悲観的に下ばかり向いて生きるのか。
どんな状況にあっても、視点や気持ちの切り替えで、前向きに物事を捉えていくことができるし、感じるものも変わっていく……そんな考え方を示した言葉。
フレデリック・ラングブリッジの『不滅の詩』の一節です。
コミックが好きな方は、『ジョジョの奇妙な冒険』の第1巻冒頭で引用されていたのを記憶に留めている人も多いかと。
第一部の若かりし主人公、ジョナサン・ジョースターと、シリーズを通して宿敵であり続けるディオ・ブランドーが配置され、その対照的なふたりの人生と宿命に、この詩がマッチしています。
第六部の主人公・空条徐倫のモノローグにも、この詩と似たようなフレーズに触れている箇所があります。
「ひとりの囚人は壁を見ていた……もうひとりの囚人は鉄格子から星を見ていた……あたしはどっちだ? もちろんあたしは星を見るわ……父に会うまで、星の光を見ていたい……」
1986年に『週刊少年ジャンプ』で連載を開始した『ジョジョの奇妙な冒険』は、主人公・時代設定・舞台を変えながら、現在連載中の「第九部」まで三十年以上ストーリーが続いています。
『週刊少年ジャンプ』史上、四十年間休載なし、コミックス200巻で終了した「こち亀」の次に長いです。
私も、泥を見るより、星を見る人生がいいなあ……。
ところで、このフレデリック・ラングブリッジという方、調べてみても、短い詩集の『不滅の詩』以外には見つからず、書籍化などもありません。
私も、名言集に収録されているのを偶然見つけて「あ、ジョジョで見たアレだ」と、ハートが震えました。
今日も元気にいってらっしゃいませ!
そして、少しでも「心のメーターの針」がぴくんと動いたら、評価をお願いします!