えっと、とりあえず、誰もいなくて良かったのかな?
こんな物語あったらいいなあと思ったら、小説を書き始めてました。
趣味全開のご都合主義で進みますので、温かく見守って頂けると幸いです。
誤字脱字等ありましたら、ご報告よろしくお願いします。
転送魔法陣の光が消える頃を見計らって目を開くと、どうやら街の中にあるひと通りの少ない路地裏のようだった。
そして転送魔法陣から一歩踏み出した途端、何処から音が聞こえた。
ポ~ン。
[特殊種族が初めて〝はじまりの街『彼は誰時』〟に訪れました。これにより、現在進化可能な特殊種族の初期条件と一部情報を開示します。是非、探してみてください。]
〚最初達成したプレイヤーには、称号“初心に戻る”が追加されます。そして、種族に合わせたスキルが自動的に取得されます。(この声は本プレイヤー以外には秘匿されています。)〛
[新規情報の開示と正式オープン1ヶ月を記念してイベントが1週間後に開催されます。イベントの詳細に関しましては現在表示されています、ポップアップに説明を載せてありますので、ご確認ください。閉じてもシステムのお知らせより再度表示出来ます。]
え!?な、何!?なんかいっぱい喋ってたけど、ちゃんと聞いてなかったよ…
と、とりあえず、もふもふして落ち着こう。
あ~、チナの毛並みはしっとりふわふわだなぁ~
〈…るじ。主!大丈夫かの?〉
「…っは!フィル、ありがとう!私、初めてだからこのあとどうすればいいのか、全然分かんなくて…。それに何か色々起こって混乱してたよ〜」
〈大事ないならいいのじゃよ。ミーよ、主に道を示してくれぬか?初めてで次の行動に移すのはちと厳しいかろう。〉
「ミーも色々情報が更新されて困惑してたにゃ…ま、任されたにゃ。一番初めにするべきことは、各職業ギルドへ行って、この世界の身分証を作ることにゃ!身分証がないとプレイヤーはこの街自体から出る事が出来ない仕組みになっているのにゃ。ここまでは大丈夫かにゃ?」
「うん、大丈夫!ミー、ありがとう!じゃあ、私はテイマーとサモナー、どっちに行くべきなのかな?」
「いい質問にゃ!正解はどっちもにゃ。固有職業のプレイヤーさんの場合は元になった職業ギルド両方で身分証を作ると、にゃんと!身分証が融合して一つになるのにゃ!あ、安心してほしいにゃ、ちゃんと両職業ギルドで使用可能なのにゃ!」
ほぇ~!2枚管理しなくていいのは楽でいいね!
まあ、マジックバッグに入れっぱなしっていうのはナイショ。
「あ、ミー。私、全く場所が分からないよ~」
「道案内は任せるにゃ!ミーはレーナのためのサポートAIにゃ!ギルドの場所にゃんて楽勝にゃよ~」
「うんうん、頼りにしてるよ〜!案内お願いします!」
「任せるにゃ!近くはテイマーギルドだから、そこから行くのにゃ~。こっちにゃよ~」
頼られたのがどうやら嬉しかったのか、ご機嫌なミーの後ろを私達はニコニコ笑顔で着いていった。
<ステータス>
名前:〘レーナ〙
種族:特殊種族〘神人〙
職業:固有職業〘テモンマスター〙
従魔:フィル(フェンリル)
チナ(カーバンクル)
HP:500/500 MP:上限なし
【スキル】
種族スキル:『神眼』『真贋判定』『空中飛行』『以心伝心』『ステータス偽装』
職業スキル:『テイム』『召喚』『帰還』『念話』『言語マスター(パッシブ)』『好感度アップ(パッシブ)』
【魔法スキル】
『結界魔法』『氷雪魔法』『風水魔法』『時空間魔法』(New!)
【称号】
『創造神の加護』
『創世神の祝福』
『神獣の加護』
『初心に戻る』(New!)