契約成立! そして到着〝はじまりの街『彼は誰時(かはたれどき)』〟
大分忙しく、間隔が開きました。申し訳ありません。
少し落ち着いたので、2〜3週間に1回程度で投稿出来そうなので、よろしければご覧ください。
趣味全開のご都合主義で進みますので、温かく見守って頂けると幸いです。
誤字脱字等ありましたら、ご報告よろしくお願いします。
名付けか〜、ネーミングセンス皆無なのだが…でも、もふもふの為ならどんな困難だって乗り越えて見せる!!
まずはフェンリルさんからいこうかな?
うーん、リルは安直過ぎるよね〜。フェル、フェール、フィール、フィル!
ちょっと安直過ぎるかもだけどリルよりは良くない!?
…気を取り直してカーバンクルさんにいこう。
喋り声的に女性っぽいから可愛い名前がいいよね!クーちゃん?…合わないな。カーちゃ…いや、辞めておこう。何か良くない気がする。
あ!ここはカーバンクルが出て来る本から決めよ〜。著書『アルゼンチナ』から取って、チナはどうだろうか?本人?本獣達にも聞いてみよう!
「フェンリルさんがフィルで、カーバンクルさんがチナでどうかな?」
〈ほぉー。フィルか。いい名前じゃ。我は気に入った!〉
〈私ももちろん、気に入ったわよ!契約してしまいましょう。こっちに来てちょうだい。〉
ほっ。と安堵のため息をつきつつ、呼ばれたのでチナに近づく。
〈神獣と契約を結ぶには、面倒かもしれないけど呪文がいるの。そこまで長くないから大丈夫よ。だから私が今から言う事を復唱してね? “我、汝と魂の契約を結ぶのもの、証として汝の名を与えん。汝が名は『チナ』”〉
パチリ
深層心理の奥深くで何かが繋がった感覚がした。これが魂が繋がるってことなのかな?
〈ほ〜ぉ。理解できたのか。普通では分からぬ感覚なのだがな。流石、創造神より愛されておる神人じゃ。それは置いておいて、次は我とじゃの。〉
コクリと相槌を打ち、先程の呪文を繰り返した。2度目だからか、すごくスルスル言えたんだけど、もしかして記憶とかにも補正が掛かってるのかな?
唱え終えるとまた先程と同じ感覚がした。
〈これで契約成立じゃ。これからもよろしく頼むの。〉
〈よろしくなのよ~!〉
「うん!こちらこそだよ!」
「話は終わったかにゃ?無事に契約成立して良かったにゃ~」
「ありがとう!フィルとチナの言う通り進めてたら気がついたら終わってて、ミーに話しかける暇なかったよ〜」
「それはしょうがないのにゃ~、覚えてくれてただけでもありがたいにゃよ。気を取り直して、レーナはこれからどうするにゃ?」
そうだ、契約も完了したし、そろそろ新しい場所に行ってみたいよね~。ここもすごく居心地いいけど、せっかく外を歩けるのだから色々な景色を見に行きたい!それに、友達とかも出来たりして!?
「お?思考はまとまったかにゃ?」
「うん!この世界の全てを見て回りたいし、いろんな種族の人とも話してみたいな!その為にはどこに行けばいいか教えてくれる?ミー。」
「そうだにゃ~…それなら、特殊種族以外のはじまりの街『彼は誰時』がいいんじゃないかにゃ?」
あ、そっか!私は特殊種族〘神人〙だから、この『隠された森の神聖神殿』スタートだったけど、普通は違うから別の場所があるよね~。うんうん、そこでいいかも!
〈して、決まったかの?〉
「決まったよ!『彼は誰時』に行く!…あれ?どうやって行くの?」
「そう言うと思ってさっき調べておいたにゃ~、〘神人〙が許可した者のみ使える転送魔法陣が神殿内に設置されてたにゃ。行きたい場所を任意に選べる優れものにゃ!早速使うにゃ?」
「うん!レッツゴー!」
神殿内に入ると中も真っ白で転送魔法陣だろう模様のみが紫色に光っている。
「さ、この陣の真ん中に立つにゃ。後は行きたい場所の名前を言えば転送されるにゃ。ミーたちはレーナの仲間だから、レーナが一緒の時のみ使用可能にゃ。他に何かあるかにゃ?」
「うんん。大丈夫!フィル、チナ、準備はいい?」
〈〈大丈夫じゃ。(よ!)〉〉
「じゃあ、行くよ!はじまりの街『彼は誰時』!」
魔法陣が白く輝き、あたり一面何も見えなくなる。
すぐにちょっとだけMPが吸われる感覚がしたが、不思議と怖くなかった。だってこれからの出来事がすごく楽しみだったから。高揚とした気持ちを抑えつつ、目を瞑る。
次、目を開いた時に待っている景色を想像しながら…
〈ステータス〉
種族:特殊種族〘神人〙
職業:固有職業〘テモンマスター〙
従魔:フィル(フェンリル)
チナ(カーバンクル)
HP:500/500 MP:上限なし
【スキル】
種族スキル:『神眼』『真贋判定』『空中飛行』『以心伝心』『ステータス偽装』
職業スキル:『テイム』『召喚』『帰還』『念話』『言語マスター(パッシブ)』『好感度アップ(パッシブ)』
【魔法スキル】
『結界魔法』『氷雪魔法』『風水魔法』
【称号】
『創造神の加護』
『創世神の祝福』
『神獣の加護』