あ、忘れてた…
こんな物語あったらいいなあと思ったら、小説を書き始めました。
趣味全開のご都合主義で進みますので、温かく見守って頂けると幸いです。
誤字脱字等ありましたら、ご報告よろしくお願いします。
森妖精族の集落から帰宅した後は、シューラスさんとラフィネさんは訓練するって言って訓練場に行き、それにエレンとルーが付き合う感じでついて行った。
私?私は集落の問題を解決する為に、何が必要かフィーから聞こうと思ったんだけどね?レーナ様が精霊樹の前で祈る(魔力を込める)だけでいいのです。の一点張りで詳しく教えてくれなかったんだよね。
私についてくれてるフィルとチナ、ミーも頷いて同意するだけだし。ちょっと心配だけど、みんながそう言うのなら大丈夫なんだとは思う。今までも間違ってたことないからね。
それじゃ1日で解決出来ちゃうじゃん?って思ったんだけどね、そういえば今、イベントと期間中だった事に気づいて。それに
〈レーナ様、明後日の最終日は皆の前に出て戦闘することになっておりますが、大丈夫でしょうか?〉
なんて言われて思い出したよね〜。それまですっかりさっぱり忘れてました。あははー。
〈これは忘れてたわね?主には指1本触れさせるつもりはないけど、ちゃんと私たちの勇姿をしっかり見てて欲しいのよ!〉
「ごめんね。あまりにも楽しくてさ。でも、ハウジングエリアになるでしょう?だからあの集落もここも残るんだよね?」
「…勇姿というか蹂躙劇だにゃ。(ボソッ)」
「ミー、今何か言った?」
「いや、何も言ってにゃいにゃん!そうだにゃ。ここは異空間になっているから本当なら専用エリアからテレポートだけど、レーナなら『時空間魔法』の転移で1発だにゃ。」
「なるほど。で、テレポートって何?」
〈テレポートとは私たちが使用する転移を人族なりに研究して開発した簡易転移魔法陣みたいなものです。本物の転移魔法陣には到底及びませんが。〉
「ほえ〜!フィー、なんか凄く辛辣だね?」
〈ええ。ですが本当の事ですので。数百年研究してアレが出来て、その後何も進展がないのです。〉
「そもそもにゃ、人族は魔法の事をすっかり忘れてしまっているのに、魔法の中でも高位に位置する『時空間魔法』の転移を再現するなんて無理なのにゃ。」
〈その通りです!流石、レーナ様に付くことを許された妖精です。〉
明後日のサプライズについて話していた筈なのに、私がこのエリアについて聞いてしまったせいで、どんどん話が逸れていく。最終的には人族についての問題点にまで話題がすり変わっていた。
人族が嫌いな訳では無さそうなんでけどね?ミーまで賛同しちゃってるし…。もっと貪欲に知識を求めろってことなのかな?
「まあまあ、落ち着いて。そろそろ夕食の時間だけど、他のみんなは大丈夫かな?」
〈それなら大丈夫じゃよ。各々こちらに向かっておる。〉
〈そうですね。ルーから『念話』があり、レーナ様をお待たせすることはありません。との事でしたので、もう戻ってくるかと思います。〉
「あ、そっか、『念話』があったね!常に誰かが一緒に居てくれるから忘れてた…」
〈いいのよ!主を1人にする事なんて無いんだから、もっと周りの私たちに頼って欲しいわ。頼られるのって嬉しいのよね〜!〉
「うん、わかった。今までも頼りっぱなしだったけどもっと頼るね!」
〈うんうん、それでいいのよ!〉
なんて会話をしていると、シューラスさんにルー、ラフィネさんとエレンが同時くらいのタイミングで戻ってくる。
いつの間にか準備されていた料理を食べ、食後はリビングにみんなで集まりのんびり話す。
ちなみに今晩のご飯は“星降る夜”(カレーライス)だった。何でそんな名前なの?って聞いたら、使用している食材全てに星を示す物が入っているそう。スパイスとかにもらしいよ。味は美味でした。
「さてと、明日は集落でフィーが受けた依頼をこなしに行くけど、2人はどうする?」
「俺たちも付いて行っても大丈夫か?」
「もちろん!自由にしてていいからね!」
「ああ、そうさせてもらうが、精霊樹がどう変化するのか見たいからな。目的地は一緒だな。」
「ん〜、どうなんだろうね?私もよくわかってないからね〜。なんとも言えないけどね、フィー?」
〈問題ありません。レーナ様が中位精霊に祈るのです。つまり、契約とは違いますが、〘神人〙の力を渡すのです。これほど光栄な事はありません。…上位精霊に進化するには実績不足ですが。〉
「え、そういう事だったの?!」
〈あそこはマナの集まりが悪いのよぉ。だからぁ、祈って力を分け与える事で、地層奥深くにある地脈から吸い取れる様にするよぉ。〉
「ほへ〜」
〈あ、理解するのを放棄したわねぇ?〉
〈いいえ。レーナ様は理解されています。落とし込んでいる途中なのです。〉
〈然り。決め付けは否。〉
〈あらぁ、ごめんなさいねぇ〜?〉
え、なんかめっちゃハードル上げられた!?確かにファンタジーあるあるの地脈って単語に思わず変な相槌を打ったけども!話は理解出来ているし、落とし込んでもいたからフィーの言ってる事は間違ってないけどね。なんか急に話してくれるな〜って部分が勝ってちょっとだけ思考がそっちにいっちゃったし。フィーに話を振った私も悪いけど。
シューラスさんたちの置き去りは良くないと思い、2人の方を見ると、ふむふむとメモを取っているシューラスさんと、キラキラと目を輝かせながら話を聞いているラフィネさんの反応に分かれる。
「と、とにかく、明日も予定があるんだし、2人とも寝ないとだよね?」
「ああ、汗を流して寝るつもりだ。」
「私もそのつもりだった」
「ほら、こう言ってることだし、そろそろお開きにして寝る準備しなきゃね!」
〈畏まりました。入浴に関しましては私もお手伝いさせて頂きます。お2人も客室で全部済むように準備済みですので、遅くならないうちにどうぞ。ルーには就寝の準備を任せても?〉
〈承った〉
「何から何までありがとうございます。では、また明日。おやすみ。」
「私もおやすみ」
「2人ともおやすみなさい!また明日!」
ちょっとエレンとルーたち双子の雰囲気が若干悪くなりそうだったので、慌てて別の話を振る。
気がつけばそろそろ就寝時間だったので、2人にも声をかけて今日はお開きにする。昨日も普通に睡眠とっていたから、2人は種族的にも寝ないとだからね!私も寝るけど、種族的には睡眠必要ないみたい。現実世界の習慣は中々抜けないよね〜。種族的に睡眠必要ないってのは寝なくてもペナルティが付かないって事みたいだし。
それでも私は寝るけどね!ログイン制限が解除されて、こっちの世界に染まっているとは言え、睡眠は私のアイデンティティでもあるからね!
至れり尽くせりの入浴を終え、エレンに魔法で髪を乾かしてもらう。大変いい湯でした。
明日も予定あるし(1時間もかからないと思うけど)、そろそろ眠くなってきたので、私もそろそろ寝ます。おやすみなさい!
ここまでお読みいただきありがとうございます。
次回は6月10日頃を予定しています。




