それは神々しき空間
こんな物語あったらいいなあと思ったら、小説を書き始めました。
趣味全開のご都合主義で進みますので、温かく見守って頂けると幸いです。
誤字脱字等ありましたら、ご報告よろしくお願いします。
昼食を食べ終わり一息ついたたところでルーがいつの間にか後ろに控えているのに気づく。
ちなみにお昼ご飯のメニューは何処から狩ってきたのか、コカトリスの香草焼き〜サラダとコーンスープを添えて〜だった。めっちゃ美味しくておなかいっぱいです!
「ルー!いつの間に?準備は終わったの?」
〈はい、恙無く。〉
〈流石、レーナ様ですね。完全に気配を消していたのに気づかれるとは…〉
「ああ、俺たちはレーナが言うまで視界に入っていたのに気づかなかった。なぁ?」
「うん、目の前なのに。」
「うーん、これに関しては契約結んでいるっていうのとやっぱり『神眼』のお陰かな〜!そんな感じがする。って、私の事より儀式だよ!準備出来たなら食休みも終わったし、早速取り掛かろう!」
〈御意に。ではこちらへ。〉
話題が横道に逸れていたので慌てて元に戻すと、ルーが直々に案内してくれるみたい。
この方向はまだ行ったことないエリアのような?時期が来れば案内致しますって言われてけど、そういう事か!
まだまだ奥に進んでるんだけど…。この家ってフィーとルーの『空間魔法』がかかってるとはいえ、外観と内観があまりにも違いがあり過ぎて引いてきたよ…あはは…。
何て考えながら進んでいると急に彫刻が豪華な扉が現れた。
〈到着致しました。〉
〈今回はえらい時間かかりましたね?〉
〈この屋敷もレーナ様と遊びたかったんじゃないか?〉
〈それも有り得ますが、そういう事にしておきましょう。立ち話を失礼致しました。こちらが儀式的なことを行う目的で制作しました、部屋儀式です。儀式部屋と呼んで頂いて構いません。〉
「案内ありがとう!何かすごい気になる事を聞いた気がするんだけど…」
「凄いも何も異常なのにゃ。…そろそろ帰って確認した方がいいって言われたから戻ってみればこれにゃ(ボソッ」
「ミー!おかえり!いつの間に戻ってきたの?」
「ただいまなのにゃ!ついさっき帰った所にゃのに、どうしてこんな事になってるのにゃ?!」
気がついたら肩に乗っていて、今日は妖精さんモードなんだな〜って思っていたら、帰ってきて早々にびっくりしている。
質問する気満々のミーに対してどう答えればいいか考えていると
〈まぁまぁ、こんな所で立ち話もなんだしぃ、サッサっと入っちゃいましょぉ!〉
「あ、待たせてごめんね!とりあえず、儀式終わらせてからだよね!じゃあ、案内再開お願いします!」
〈御意に。〉
〈では、こちらへ。〉
話が長くなりそうだと気がついたエレンが間に入ってくれ、私も悪かったと思い、ラフィネさんとシューラスさんに謝りながら先を促した。
フィーの合図と同時に両開きの扉をルーとフィーが開けてくれる。やっぱり様になるな〜!
中に入ると、照明は壁にあるロウソクだけで薄暗く、床には大規模な魔法陣が刻まれていた。人は30人くらい入れそうな空間である。
「おお!ここが…すごく如何にも!って感じ!ね!」
「あぁ、ここまでイメージ通りだと運営の中に好きな人がいるんだろうなぁ…」
「違いない。感動する。」
〈主、また立ち止まっているわよ?〉
「あ、ごめん!入ろうか!」
チナに促されたので、私は魔法陣が書かれていない場所に一応、移動する。ルーが準備してるし、魔法陣魔法は条件が揃わないと発動しないから大丈夫だとは思うけどね!
〈では、ここからはルーをメインに儀式を取り行わさせて頂きます。シューラス殿、魔法陣の中央へお越しください。〉
「あぁ。…ここで大丈夫か?」
〈えぇ、ありがとうございます。他の方は詠唱が始まりましたら決して、声を掛けたり、中に入ったりしないようにお願い致します。シューラス殿、あなたもです…それでは開始します。〉
〈〈我ら〝対になりし深淵の双子〟天より特殊属性を授かりし資格ある者らなり。我らが魔力を持ってこの者の更なる異能を引き出さん。《存在進化》〉〉
〈我、〝闇〟を司りし者のお気に入り。我が力の一端を授けよう。〉
シューラスさんが魔法陣の中央に立ったのを確認し、私たちに向けて注意事項を話した後、入口付近に控えていたルーがフィーの開始の合図と共に動き出す。
その瞬間、ふたりの身体から今まで見たことの無い量の魔力が溢れ出すのが見えた。それに合わせて部屋中が薄く輝く。
とても神々しい場面に感嘆の溜息が出たが、フィルたちは驚いていない。
〈久方ぶりに見たの、この儀式。あ奴らは産まれたばかりの存在だが、よくこなしておる。〉
〈やぁねぇ、フィル。レーナ様と契約結んでるからに決まってるでしょお?〉
〈そうね!私自身はやった事ないけど、普通は決めたその日に即日で出来ないわ!いくら双子で特殊性がある存在だとしてもよ。〉
〈そうねぇ、精霊でもあり、神獣でもある。その特殊性はあの双子ちゃんを象徴する物ではあるけどぉ、あそこまで見事なのはひとえにレーナ様のお陰よぉ。〉
「えげつないのにゃ。精霊に近しい種族に進化したのにゃ!」
〈何を慌てておる、ミー。おぬしもこれくらいは想像ついてたのではないかの?〉
「想像と実際に起こるのでは全然違うのにゃ!…本来なら『隠された森の神聖神殿』でしか出来ないはずにゃのにゃ〜!!!」
〈そんなにかっかしないの!これは特殊事項なのは私たちも理解してるわ。偶然に偶然が重なった結果、こうなっただけなのよ。〉
私とラフィネさんが感嘆と驚きで声が出せないなか、テンポの早い会話が隣で繰り広げられる。
確かに、私の初期地点での説明でそんな事言われたよね?ここで進化出来るんだって。そっか、これはやっぱり特殊過ぎる事例なんだ?他に言う人もいないけど、ラフィネさん達にもお願して広めない様にして貰おう。
そう考えながらラフィネさんの方を見ると、ラフィネさんも同じ考えにたどり着いた様で、目で頷くと同じように相手も返してくる。
〈…これにて儀式は完了しました。お疲れ様でしょうから、リビングにて休憩致しましょう。〉
「ルーとフィーもお疲れ様〜!シューラスさんも体調とか大丈夫?」
「…ああ、逆に力漲る感じだ。」
「進化してどんな種族になったか聞いても大丈夫?」
「あぁ、えっと…」
〈主、ここで立ち話もなんだ、フィーの言う通りにリビングで座りながら話すのがいいと思うのじゃが…〉
「あ、そうだね!気が回らなくてごめん!どんな種族に進化したのか早く知りたくて…」
「大丈夫、私もそうだから」
「あぁ、俺も逆の立場だったらそうなるな。」
〈では、まとまったようですし、ご案内致します。道順変わりますので。〉
「えっ!そうなの!?自分のお家なのに1人で歩いたら迷子になるやつ…」
〈ふふっ、主が1人で出歩く事はないと思うけど、この家は主の物よ。思うがままに決まってるじゃない!〉
「ミーもそうだと断言するにゃ。…というか、こんな短期間で何で家に宿ってるにゃ?!(ボソッ」
「確かに?思えば、誰かが一緒にいてくれるもんね!迷った時は『念話』もあるし!」
〈そんな事ないだろうけどぉ、『念話』は何時でも大歓迎だわぁ!〉
「何かあったら俺たちにも相談してくれ。出来ることであれば協力しよう。」
「うん!みんなありがとう!」
わいわい話しながら地下からリビングに戻る道を行く。新しい特殊種族の誕生にワクワクする気持ちを抑えつつ。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
次の更新は17日頃になります。




