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【エイプリルフール閑話】嘘から出たまこと☆男女逆転種族ミックス!! ①

こんな物語あったらいいなあと思ったら、小説を書き始めました。

趣味全開のご都合主義で進みますので、温かく見守って頂けると幸いです。

誤字脱字等ありましたら、ご報告よろしくお願いします。


話の途中ですが、季節物を投稿させていただきます。

本日は2話投稿予定です。1/2

 とある日の事、急にメンテナンスが入りイベントが更新された。

 その名も《嘘から出たまこと☆男女逆転種族ミックス!!》。

 エイプリルフール企画という事で参加してみようと思ってみんなに聞いてみる。


「そういえば、みんなはエイプリルフールって知ってるの?」

〈えぷりるふる?〉

〈なぁ〜に?それぇ。〉

〈不勉強で申し訳ありませんが、ご説明お願い致します。〉


 私が問いかけるとチナがカタコトで聞き返し、それに続きエレンとフィーも返してきた。

 フィルとルーは何も言ってこないが、きっとみんなと同じく知らないのであろう。

 知らないのか。まあ、現実世界のイベントみたいなものだし、こっちの住人であるみんなが知らないのも当たり前か。

 ミーが何も言わないって事はミーも知らないのかな?


「ミーはレーナの世界の事は知識にないのにゃ。」

 顔に出ていたようで答えてくれる。

 そっかー、ミーが知ってるのは《IPO》の世界だけなのね。とりあえず、みんなに説明しないとね!

 私は知っている事をみんなに話した。

 エイプリルフールは午前中のみ嘘がつけて、午後からはついた嘘のタネ明かし期間で構成されている。

 私の世界特有のイベント的なものであると。


〈なるほどの。そんなイベントがあるのか。中々主の世界は難解だの。〉

〈そうねー、そんなのの何が面白いんだか。私たちに嘘は通じないのにね?〉

〈それでぇ?レーナ様は急にその話をぉ?〉

「あ、そうだった!そう、急にこの話をしたのは今回、エイプリルフール企画で特殊イベントがあるの!それにラフィーネさんとシューラスさんから一緒に参加しないか?ってお誘いが来てて。みんなはどうかな?」

〈我は主について行くのみ。〉

〈そうよ!どこへだってついていくわ!守りは任せてね!〉

〈〈レーナ様のお望みのままに。〉〉

〈わたしもぉ、参加するのには異議はないわぁ。でも、どんなイベントなのか聞いてもいいかしらぁ?〉


 あ!内容話すの忘れてた!それでも同意してくれるなんてありがたいなぁ。

 そう思いつつ、今回のイベント内容を説明する。

 特殊フィールドにて開催される。

 訪職者のみに適用されるルールがあり、そのフィールド内では性別が入れ替わり、種族も普段とは別のものにランダムで変わる。

 そして特殊フィールド内にランダムに生成される『幻想樹の実』を採取し、神の祭壇にお供えするまでをタイムアタック形式で競う。道中にはレベル・種族・職業に合わせて魔物が形成されるとの事。

 ひとりで挑むも良し、チームを組んで挑むも良しとなっているので、いつもとは違うアバターで何処まで動けるかが勝負の決め手となる。


〈それは中々面白そうねぇ。〉

〈違った主の姿が見れるのね!それは楽しみだわ!〉

〈レーナ様はどんなお姿でも至高と存じます。〉

〈そうじゃの。主は主じゃの。〉

「ありがとう!じゃあ、早速返事しておくね!」


 シューラスさんに、お誘いありがとう!みんなから同意貰えたので、有難く参加します。と送って…これで良し。

 ピロン♪

 お、返事もう返ってきた?どれどれー?

――了解。じゃあ、イベント入口の前で待ち合わせで。

 分かりました!と返信する。


「それじゃあ、イベント入口前に移動しようか!」

 そう声をかけて『時空間魔法』の【転移】を発動させる。

 座標は3番目の街『東雲(しののめ)』へ!

―――――

 街の広場に入口がある様との事で、人が多い所だと巻き込んでしまうかもしれないので、街から少し離れた所に転移してきた。そこからフィルの背に乗せてもらい、街に入る。

 門番さんにギルドカードを見せて待ち合わせ場所の広場へ向かう。

 シューラスさんとラフィーネさんはもう来ているかな?と辺りを見渡す。

 ピロン♪

――後ろを見よ。

 シューラスさんからメッセージがあり、その通りに後ろを振り向くと、広場から見えるが少し路地に入った所でふたりは待っていた。


「待たせてごめんなさい!」

「いや、俺たちもさっき着いたばかりだから気にしなくても大丈夫。誘いに乗ってくれてありがとう。レーナと一緒だと何かいい事が起こりそうで、誘わせてもらった。それより…今日はフェンリルさんとカーバンクルさんだけなのか?」

「ううん、違うよ!大勢で行くと目立つからフィルとチナは護衛で後から呼ぶ事になってるの。」


 そうなのである。私は全員で行くつもりだったのだけど、エレンからの〈このまま行くとぉ、レーナ様が目立ってしまうわぁ〉という言葉があり、エレンとフィー、ルーの3名は遠慮して自ら『帰還』されたのだ。

 私たちは姿を消してもそこに何かあると感じさせてしまうのです。とフィーが言ってた。


「そうだわな。レーナはどれだけ目立っても強い守りがあるからいいが、…何回も起こると周りが何をするか分からないからな…」

「ん?何か言った??」

〈主は気にしなくても大丈夫じゃの。〉

〈そうよ!イベント行かなくてもいいの?〉

「つい、話し込んでしまった。すまん!それじゃあ、行くか。ラフィーネも準備出来てるか?」

「うん。」

「目指せ1位だよ!」

「約束された1位…。」

「ん??」


 何かラフィーネさんが言った気がしたが聞こえなかったから気のせいという事にして特殊フィールドへ入った。

 シューラスさんがチームで申請してくれてたから入るだけだった!ありがとう!


 ゲートを潜ると目の前には森林地帯が広がっていた。

 すぐタイムアタック開始という訳じゃなく、薄い膜のようなものが見える事から猶予時間だということが分かる。

 あ、そういえば種族と性別変わるんだったよね?身長が高くなったわけじゃないから違和感なかった。


「おっと、10分間の準備時間があるらしい。…お、おぉ!ラフィーネは猫獣人か!レーナは背があまり変わったように見えないが、見た事ない種族だな。耳が羽になっている。」

「え?そんなに違和感感じなくて何がいつもと違う?シューラスさんはその言葉遣いだとせっかくの美人さんなのにもったいない。ラフィーネさんは相変わらず美人さんだけど。」

〈主は耳羽族(じはぞく)じゃの。精霊族の1種じゃが、天使に近い種族での。神に近しい種族と良く言われておる。〉


 また珍しい種族を引いたのぉ。と感嘆の声をあげるフィルを見つつ、私はステータスから詳細を見る事にした。

 耳羽族(じはぞく)・・・人族の耳がある所が羽になっているのが特徴である。大きさは自由に変えられる。耳に代わる器官は見当たらないが、音は聞こえる不思議な種族。

 確かに。音が聞こえていたから何も変わってないと思ってたけど、羽になってたんだね!

 バサバサと動かしてみたけど、特に違和感ないから、3名を呼び出したらすぐにでも準備完了出来るね!

 うんうんと自己完結して、3名を呼び出す。

 フィルとシューラスさんが何か話していた気がするが、重要なことなら後でまた教えてくれると思う。


「『召喚』エレン・フィー・ルー」

〈レーナ様、ありがとぉ。その姿も似合っているわぁ。〉

〈〈お呼び頂き恐悦至極 (にございます)。〉〉

〈あぁ…やはりどんなお姿でも至高!!〉

〈あらぁぁ、これはダメだわぁー。〉

「ふふっ!褒めてくれてありがとう!何だか照れるね?」


 興奮して感極まっているフィーとルーをエレンが落ち着けるのを見ながらお礼を伝える。

 ふたりが落ち着いた所でアナウンスが流れる。

[まもなく開始します。カウントダウン後、特殊結界と時間停止機能を解除致します。10秒前。9、8、7、6、5、4、3、2、1タイムアタック開始!]


「じゃあ、行くか!」

 シューラスさんの音頭に合わせて動き出す。

 そういえば、シューラスさんの種族はなんだったんだろう?

<ステータス>※イベント時限定

名前:〘レーナ〙

種族:特殊種族〘羽耳族じはぞく※〙

職業:固有職業〘テモンマスター〙

従魔:フィル〔フェンリル〕

   チナ〔カーバンクル〕

契約:エレン〔精霊竜エレメントドラゴン 別名“精霊王”〕

セラフィナ〔天使〕呼び名[フィー]

ルシェ〔悪魔〕呼び名[ルー]


HP:10,000/10,000※ MP:1,000,000※


【スキル】

種族スキル:『心眼※』『真贋判定』『空中浮遊※』『以心伝心』『ステータス偽装』『MP継続回復・極大※』


職業スキル:『テイム』『召喚』『帰還』『念話』『言語マスター(パッシブ)』『好感度アップ(パッシブ)』


【魔法スキル】

『結界魔法』『氷雪魔法』『風水魔法』『時空間魔法』『超級精霊使役魔法』


【称号】

『万物の愛し子』

『初心に戻る』

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