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以後、お見知り置きを。

こんな物語あったらいいなあと思ったら、小説を書き始めてました。

趣味全開のご都合主義で進みますので、温かく見守って頂けると幸いです。

誤字脱字等ありましたら、ご報告よろしくお願いします。

 

「契約は終わったかにゃ?神様よりレーナ宛に伝言が届いてるからよく聞くにゃ!」


 私たちが契約完了するのを待ちわびていたかのようにミーから声がかかる。

 神様からという単語に、2回目のチナとフィルはまたか〜と慣れた表情で、初めてのエレンは唖然としていて、フィーとルーは多分だけど凄く自慢げにしていた。

 なんでそんなに嬉しいそうなのかな?なんて思ったけど、声には出さないでおく。だって表情動かない2人が珍しく分かりやすいんだもん!

 それが嬉しくてニマニマしていると


「レーナ?ちゃんと聞いてるかにゃ?」と、ミーから呼びかけられた。

 あ、やばい、全然聞いてなかったよ〜と思っていると、「聞いてなかったみたいにゃね?しょうがないから簡潔に説明するにゃ〜。」と言われた。

 どうやら顔に出ていたらしい。

 コクコクと首を縦に振り頷く。

 そして説明された内容2つあって、私のためにそこまでしていいの?って感じだった。


 1つ目は私の持っているスキルや称号の調整・統合。

 詳しく言うとスキルは『ステータス偽装』の効果範囲の拡張で、今までは種族と職業を隠せなかったけど、私の意思で別のものに変更可能らしい。

 あ、けど、〘神人〙と見た目がかけ離れた獣人とかには変更は出来ないみたいだけどね!

 称号は『創造神の加護』『創世神の祝福』『神獣の加護』『精霊王の愛し子』の4つを統合して『万物の愛し子』に変更。統合した称号の効果が全部含まれる。これを獲得後、加護系の称号は全て自動的に統合される。

 万物ってなに!?って感じだけど、要はこの世界の住人全てに無条件で好かれるって事みたい。

 こっちの世界に遊びに来ている身としては凄く助かるよね!

 2つ目はログイン時間制限の解除。

 通常プレイヤーは8時間で強制ログアウトされるみたいだけど、私の場合は体質の関係でずっと長期寝たきり専用の液体に浸かってるし、食事も排泄物の心配もしなくていい事からずっーとログインしてて問題ないみたい。

 なんか、ほんとに大丈夫なのかな?

 ここまでして貰って申し訳ないけど、ただもふもふしに来ただけなんだよね〜

 まあ、ずっともふもふ出来るって考えたらいい事だよね!

 うんうんと頷いていた私を置いてけぼりにしてみんなで話が進む。


「理解してくれてよかったにゃ!イベントまでの間にまだ時間があるにゃ、次はどこへ行くにゃ?」

 〈そうさの〜、精霊王もおるし、精霊の森はどうかの?あそこならもしかすると会えるかもしれんの。〉

 〈いいわね!私も行ってみたかったの!〉

 〈もぉ〜、チナの旅じゃないのよぉ?レーナ様なら、森はいつでも歓迎するわぁ〜。〉

 〈〈よろしいかと。〉〉

 〈レーナ様に精霊の森を我々で案内出来ること、大変幸福の極みです。〉

「なるほどにゃ。案内はミーの仕事にゃよ!……それで、レーナはどう思うのにゃ?」


 ミーの言葉の後、みんなの視線が一気にこっちを向く。

 精霊の森か〜

 ファンタジーの定番と言えば定番だよね〜

 それに、今の話だと明らかに入る為に条件がありそうだし。

 まあ、私は例外みたいだけどね。

 でも、凄く気になってはいるから、行ってみたくはある……、やらなくて後悔するよりはやって後悔しよう!

 みんなが勧めるくらいだから後悔することなんて無いだろうけどね。

 よし、決めたよ。


「行きたい!精霊の森。案内はよろしくね、ミー。」

「わかったにゃ!本当はすごくめんどくさい手順を踏まなきゃいけないけど、今回は精霊王もいる事だし、ここの転送魔法陣を使ってショートカットするにゃ。これは精霊王と契約した〘神人〙じゃないと出来ない裏技なのにゃ!さあ、精霊王、こっちに来て転送魔法陣に魔力マナを流すにゃ。」

 〈わかったわぁ。それと、私のことはエレンでいいわよぉ。精霊王なんて堅苦しいしぃ、長いじゃなぁい?同じ人物に仕えるのだものぉ、楽に行きましょ〜。〉


 なんてふたりで会話しながら準備を進めて行く。

 エレンが魔力を流し始めると転送魔法陣が虹色に輝いていく。


 〈……これくらいでいいかしらぁ?〉

「流石ばっちりにゃ!これでいつでも行けるにゃよ!」

 〈楽しみね!〉

 〈これ、落ち着かんか。〉

 〈〈レーナ様、こちらへ。〉〉


 魔力を流し終えたエレンが1歩下がったのを見てチナが早足で駆け出す。それを見たフィルがチナの首根っこを甘噛みし、捕まえる。

 フィーとルーは周りを気にせず、1番は私だと転送魔法陣を示した。


「フィー、ルー、ありがとう。じゃあ、他のみんなも行こうか!精霊の森へ!」と言いながら転送魔法陣へ足を踏み入れた、その瞬間、元からの光が更に眩く輝きだす。

 目は開けてても大丈夫なくらいの輝きだったけど、私はあえて目を閉じた。

 これから起こる出来事への期待と好奇心を胸にみんなとなら何でも楽しいよね!なんて思いながら。

<ステータス>

名前:〘レーナ〙

種族:特殊種族〘神人〙

職業:固有職業〘テモンマスター〙

従魔:フィル〔フェンリル〕

   チナ〔カーバンクル〕

契約:エレン〔精霊竜エレメントドラゴン別名“”精霊王〕

セラフィナ〔天使〕呼び名[フィー]

ルシェ〔悪魔〕呼び名[ルー]


HP:500/500 MP:上限なし


【スキル】

種族スキル:『神眼』『真贋判定』『空中飛行』『以心伝心』『ステータス偽装』(renewal)


職業スキル:『テイム』『召喚』『帰還』『念話』『言語マスター(パッシブ)』『好感度アップ(パッシブ)』


【魔法スキル】

結界魔法カーバンクル』『氷雪魔法フェンリル』『風水魔法フェンリル』『時空間魔法』『超級精霊使役魔法』


【称号】

『万物の愛し子』(New!)

『初心に戻る』


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