中間結果(集合)
これはまだ中間の話です。
Ms
ちょっとどうゆうことよ。何であいつが彼と・・・・・
どうしてあいつばっかりなの、私だって顔は可愛い方なのに、何で、何で?
「ギリッッ」
私は悔しくて音が鳴るほど歯を食いしばっていた。季節はまだ春が終わったばかりで、
桜の花も散ってるけど、私の恋も散るっていうの? 信じらんない
彼女が見ているのは放課後下校する校門前の男女であり美男美女であった。
「どういう関係なのかつきとめてやるわ」
彼女はそう言い残し教室をあとにした。
Mr
僕は彼女の家がどこにあるのか、つきとめるために今日の大半を費やして考えている。
そして思いついた方法は、一緒に登下校して帰る方法だ。
帰り道が近いと言って、心配だから家まで送ろうなどと後付の理由までつけ、一緒に会話しながら家をつきとめられる。
なんせ彼女は人徳でも知られているから無下に断ることもないだろう。
これこそまさに一石二鳥、小粋に踊り出してしまいそうになりながら、今彼女を-待っている。
よくよく後で考えてみるとこれには、大きな欠点があったが、欠点に気づく前に彼女が校門の前まできてしまう。
「レミさん」
「は・はい何でしょうか」
「今日はお体の調子が良くないようだったので、一緒に帰りませんか? 帰り道も近いですし、最近は何かと物騒ですから、」
少し困り顔はしていたが、このぶんならいけるだろうと思ったやさきに、
「いえ結構です。」
「え?」
「心配してくださるのはうれしいですが、私は大丈夫ですよ、高坂さん」
さすが人徳のレミさんだ、笑顔でワンクッションおいてはくれたものの、それが逆に僕の心には痛い、
共に帰り、家の所在地を知っておきたい気持ちばかり先行して、彼女の気持ちなど、何も気にかけていなかった。
そう言えば噂をしていた男子生徒は言っていた。校門に他校の生徒が来るほど人気だと、
あの手この手で誘われていのだろう。僕の作戦を試した人など何人いることだろうか、
悔しい恥ずかしい気持ちが胃から逆流してくる。二三回えずきかけそうになったが、根性でカバーする。
そうだ根性だ、後は根性しか僕には残されていない、当たって砕けろ
「レ・レミさん」
「あ・すすみません少し用事があるので、急ぎます。」
「ああ・レミ・さ・ん・・・・」
彼女は目もくれず立ち去ってしまいました。「まぁいいや、後つけよう。」
罵倒でも、皮肉でも良いので、かんそうください
意見が聞きたいのでお願いします。調子に乗ってすみません。