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ほのかに星の光を帯びて
街灯の足りない夜道を行く人は ほのかに星の光を帯びて
俯いて咲く花に降る雨だけは優しくあれと祈られている
教会のステンドグラスが床に描く祈りのように日々を重ねて
飴玉を誰かにあげたい春だった 背中を押した風の軽さよ
魂の重さは気にしなくていい 君の重さは世界と同じ
眠れずにひとり夜明けを待つ人に 祈られるため星はあるのか
来世には君と出会わなければいい 今の僕だけ愛してほしい
神様も我慢しすぎるくらいなら泣いておくれよ傘はあるから
雨よ降れ 強がりの君が傘をさし涙を隠す口実として
神様を信じてないと死ぬこともややこしいので仏教徒です




