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プロローグ

中学生の時に書いた台本を元に小説を書いてみました。恐らく文章力が壊滅的なので赤子を見るような目でご覧下さい。

魔王との戦い。


昔、その昔。世界は魔王に脅かされていた。

畑は焼かれ、食糧は奪われ、友人も恋人も、家族すらも──。

一歩間違えれば、すべてが奪われる時代。


そんな矢先、1人の少年と少女が魔王に立ち向かおうとしていた。、、、


ダイオンと女は魔王城へ足を踏み入れる。

ダイオン「静かだな…」


女が周りを見ながら口を開ける。

女「だね、外みたいに魔物がいっぱいいると思ったんだけど」

女「歓迎されてるのかな?ふふっ」

女は少しふざけたように言う。


ダイオン「あまり気を抜くな、どこに罠があるか分からないぞ」


女は無視したようにも見える素振りで足をスタスタと進ませていく。

少し歩いた頃、女が顔を覗かせるように聞いてきた。

女「ダイオンはこの戦いが終わったら何するの?」


ダイオン「そうだな、故郷で畑でも耕すかな、それか店でも開いて、ゆっくり暮らすのも悪くない。」


女は少しニヤッとこちらに微笑み、前を向いて喋り出す。

女「ダイオンらしいね!私は残った魔物を1匹残らず倒す!かな?ふふ、」


女は元気に答えていく、そうしているうちに

燭台が2本並んだ階段の前に来た。


まるで引き込まれるような闇の深い上り階段がそこにはあった。

ダイオンが気づく前に女が口を開く。

女「ダイオン、この先に…」

ダイオン「あぁ、いるな」

女「ここからでも凄い気迫だね…」


ダイオンは女の様子に気をかけ、目を合わせ話す。

ダイオン「怖いか?」

女は震えた唇で口を開いた。


女「怖い、怖いよ…でも誰かがやらなきゃ行けない。その誰かが私たちだから。」

ダイオンはそっと頷き、階段へと足を進める。

階段の天井からは雫がこぼれ落ち、その音が微かに響いていく。


息が反響するほどに荒くなってきたとき、階段の上から黒い空が見えた。

もう少し階段を上がると、雷雨だった。雨が体に打ち付け、雷は山を轟かすほどに大きい音だった。


女「ダイオン、行くよ!」

女が先頭を切って走っていった、ダイオンはその背中を追いかけていく。

階段を上がった先は城壁の塀に囲まれたステージのようだった。


その先に、アイツは座っていた。


人型の200cmは超えてあるであろう身長に、後ろには尻尾が見えていた。


アイツが……魔王か…

気づけば2人とも立ち止まり、奴の様子を伺うように見る。

横を向くと女も同じ事を思っているような顔つきをしていた。そうだ。コイツに村、畑、人、全て焼き払われてしまったのだ。

恐怖、死、怒り。

それらが胸の中で混じり合い、

気づけば剣を抜き、魔王に向かって剣を突き出し走っていた。


喉の奥が焼けるようだった。

心臓の音が耳を叩く中、

目の前の“元凶”だけが視界を支配していた。

女「ダイオン!待って!!!」

女の言葉とは裏腹に、俺は魔王に向かって走ることしかできなかった。


その瞬間、魔王は口元から笑みをこぼした。


そして──

わずか「5分後」。

俺は敗れた。女は逃げた。

いや、逃がしたと言うべきか、俺はコイツに勝てないと悟り、女に逃げる指示を出した。

コイツはもはや魔王ではない。鉄をも砕く腕力と、皮膚の硬さ、圧倒的な存在感。

俺の頭に浮かんだ言葉は…


”悪魔゛


それでも──

「クソ……っ!」

膝をつく俺の前に、

容赦なく魔王の影が迫ってくる──。


魔王「人間か…なんという弱き生物よ」

魔王「死ね」

魔王の杖が大きな剣へと変わり、俺の首を掠めた。

魔王「なんだ、まだいたのか…」


魔王が向いている方にダイアンも向くと、岩陰に隠れた女が火の攻撃魔法を魔王に放っていた。


女「死ね!!死ね!!死ねよ!!倒れろ!

お願いだから!!!」

女の必死の魔法を無効化する魔王はゆっくりと女の方に近づいていく。


女「なんで!!なんで!!!!!!」


ダイオンはその隙を見てバックからテレポートアイテムを取り出した。

そして、それを女に投擲する。

最後の力を使い、ダイオンは叫ぶ。


ダイオン「この戦いは……負けだ。だが、死ぬわけにはいかない」

「だから、お前だけでも──生きろ…っ!!!」

ダイオンは喉が枯れるほどに大きな声で言う。

ダイオン「━━━、俺は絶対生き残る!お前は故郷で」

無情にもテレポートの待機時間は過ぎ、女は1番近くの街へとワープしていった。


魔王「自分の命を投げ出し他人に渡すか…面白い。」

魔王に背中から翼が生え、一気にこちらに近づいて首をものすごい力で掴まれる。


魔王「命無き尊きものよ。私の前にもう一度立ちはだかってみろ」


太い塀の上に立たされ、首を掴まれたまま、魔王に膝を折らされる。

まるで処刑を待つ罪人のように、俺は城壁の前に座らされた。


魔王「また会おう。」

そう聞こえた直後、俺は背中を蹴飛ばされ、崖に体を打ち付けながら落ちていく。


崖の底で待っていたのは、激流だった。

血まみれの体を容赦なく引きずっていく冷たい水。

意識は、遠ざかっていった──。

難しかったです。あと寝ます。

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