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「寧々さん」


委員長の声は私の頭の上から発せられている。淡々としいた。

後ろからガッチリとホールドされ、頭の上に顎を載せられている。


そして顎をグリグリはしないで欲しい。ちょっと痛い。


委員長は少し背が高いなと思っていたけど、頭一つ以上高かったんだな。


人と距離を取りまくっていた私は誰かと手を繋ぐとかは全くだし、ましてや抱きつかれるとは以ての外なのだが、その、悪くないなーと思ってしまった。


なんだろうか、安心する?




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