〜第6章〜 魔獣師
眼鏡眼鏡、メガ眼鏡
〜第6章〜 魔獣師
「あなた達はどこから来たのですか?」
後ろから声が聞こえた。声の主はダンジョンに似合わない紳士服を着たメガネの男の人だった。
「わたくしカワンと申します。以後お見知り置きを。」
そう言って丁寧にお辞儀をする。
「わたくし魔獣師をやっておりまして。よければパーティーに入れていただけませんか。」
急なお願いだ。こんなの当然OKするわけ…
「いいぜ〜」
「私も構いませんよ」
おいお前ら。
「では、よろしくお願いします」
こうしてカワンは俺らのパーティーに加わった。
「てか、魔獣師ってなにすんの?」
「悪魔や動物を飼い、戦闘などに役立てる役職のことです。まぁ大体は魔獣の動きを封じる役職ですね。」
ヘルトの質問に優しく答える。礼儀はあるようだ。紳士だもんな…
「じゃあ試しにあそこの蛇の種類を教えてくれて」
「あの蛇はホワイトスネークですね。ジャイアントホワイトスネークと似てますがただ単に大きいだけですね」
「おぉ!よくわかったな。正解だ!」
「そう言うあなたも中々の鑑定眼持ちなんですね。普通の人だと見分けるのは難しいですからね…」
カワンが不思議そうにこっちを見る。ホワイトスネークとジャイアントホワイトスネークの見分けかたは鱗の形である。ホワイトスネークは三角形、ジャイアントホワイトスネークは楕円なのだ。俺も魔族だから感覚的にこれがわかる。
「あなた、面白いですね。」
奴は不敵な笑みで話した。
コーンスネークが元