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時空犯罪者


 [時空犯罪者の情報を頼む]


手のひらから画面を出現させメッセージを送ると画像が送信されてきた。追跡する時空犯罪者のプロフィールだ。


[生年月日:不明 血液型:不明 氏名:不明  所属:NDU科学研究員]


(研究員か・・・、この時代に何の目的だ?)


画面を手のひらに戻すと前の座席に置いてある雑誌がふと目に入る。


[昨日、過去最多62万8136人が感染 感染経路は不明]


2020年は世界に謎の感染が広がっており経済などがどん底状態の時期だった。


しかしこの一年後にはその感染を食い止める治療法やワクチンが開発され、景気を戻す傾向になる。


時空捜査一課ではその時代に起きた出来事をその通りの進ませるためタイムパトロールをしている。


だが現在未来人が過去にやってきて歴史を変えようとしている、例えばある子供が本当なら道端にある石を蹴るはずだったのを未来人がやってきて子供が蹴るはずの石を別の場所にやると子供が石を蹴る世界と石を蹴らない世界が生まれ、そこから分岐点が始まり全く別の世界が生まれてしまう。


今回の時空犯罪者は何が目的かは分からないが歴史を変えさせてしまう恐れがある。


どうにかして犯人を捕まえなければならない。




                      $



ユウトは雑誌を手にしたまま右手を頭に置き、忘れている自分の記憶を思い出そうとしていた。


サトミが目を覚まし「あれ、あれ」と周りを見渡すと記憶を思い出そうとしていたユウトに気づきベッドから飛び下り、ユウトに駆け寄った。


「大丈夫?」


ユウトはサトミに気づき「大丈夫、ありがとう」と言うとサトミが右手に自分のアクセサリーを身に着けていた。ユウトはそっとサトミの右手を握りアクセサリーをみつめた。


「ご、ごめんなさい、勝手につけてしまって」


サトミが申し訳なさそうに言うとユウト右の口角をあげ微笑んだ。


「大丈夫、理由は分からないが君に持っていてほしい。いいかい?」


「いいの?本当に?」


「ああ」


サトミはアクセサリーを握りしめた。


「よし、じゃあそろそろ聞いてもいいか?なぜ君は谷町ユウトが俺だと分かったんだい?」


「それは・・・」


ユウトはサトミに聞くと彼女は少し悲しそうな顔をして下を向いた。




お読みになって頂きありがとうございます。

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