表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/9

夢日記


18歳の時に自分がどういう人間なのかが分からくなった。


「答えを見つける」


そう自分の中で決めてから六年の月日が経つ。



六年目の11月の下旬、外はすっかり冷え込んできた。


家賃2万3000円のアパートに寒そうに眉間にしわ寄せながら平野ユウトが家に入っていく。


23歳になった彼はアルバイトをしながら生計を立てていおり、大学卒業後、企業に就職したもののわけあって三カ月で退職することになった後、二ヶ月間ほど無職の期間があったが行動しなくては何も始まらないと思いアルバイトを始めることになった。


バイト終わりには毎日近所の定食屋で生ビールの小と牛丼の特盛を食べてから家に帰宅する。毎日外食で大丈夫なのかと思われるかも知れないが彼は昔から物欲が全くなくお金を使う事はあんまりなく、アルバイトの立場ではあるが毎月自然と5万~10万を貯金することができており、毎日外食でも罪悪感のかけらもなかった。


一体彼は何がほしいのか・・・そして何を求めているのか。


家に帰宅し、パパッと風呂でシャワーを浴びて歯を磨きパジャマに着替えて布団を敷き横になる。これが週五日繰り返される。残りの二日は休日だ。明日は休みだがバイトで疲れて予定など入れていない。


基本一人で居るのが好きなユウトは大学の時に始めた日記を毎日書いており、内容はその日の出来事ではなく、夢で見た内容をノートに書いている。


つまり夢日記だ。


きっかけは母親だ。ユウトは昔から不思議な話などが好きで個人で調べたりしていた。そんなユウトを見て [自分を知りたい] という何かのきっかけになってくれればと思い薦められた。


それからユウトは日課として毎日続けている。



「今日はどんな夢を見るだろう・・・」とノートを枕元に置き、眠った。



お読みになって頂きありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ