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未定

燃えさかる村…

逃げ惑う村の人達…

目の前で一方的に繰り返される虐殺。

そんな光景を僕はただ立ち尽くし見ていた。

泣くことも出来ず叫ぶ事も出来ず、ただただ立ち尽くしていた。

何してるの!!

少女の声が聞こえると同時に強く手を引かれた。

少女は僕の手を引き村の後ろ外の方へ走り出した。

燃えさかる村の中をあの化け物達から見付からないように。

村の外の森へ逃げれば何とかなるわ!

後少し後少しだから!頑張って!

少年に向かい少女は励ますかのように強い口調で言う。

だけど次の瞬間少年の手を引く手がほどけた。

あっ…

少女が力なく発した言葉。

少年は少女の目線の先に目を向け力なくその場に膝をついた。

目の前の少女も同じように膝を付いていた。

少年と少女の目線の先には化け物達が何十、いや、何百といたからだ。

こちらに気付いた化け物達は少年と少女に運が無かったな。と笑みを浮かべ剣を振りかざした。

振りかざした剣の先には力無く膝を付き恐怖に支配された少女。

少年はその光景を見ている事しか出来無かった。

恐怖に支配され思考回路は止まりただ見ていることしか。

少女に向かい剣が振り下ろされ少女の命が消えて逝くところをただただ見ていることしか。

化け物達は笑い、次はお前だ。と少女に見せた時のような笑みを浮かべ剣を振りかざした。

少年はあぁ…死ぬんだなと振りかざした剣が振り下ろされるのを絶望の心でみた。






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