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ゲーム配信者とアイドルの恋  作者: りんぴろ
第2章 アイドルへの階段
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60話 この半年の祐樹の想い(ゲーム配信再開)

1月の中旬の寒い夜、その中であるゼネレーションLIVEでは熱い配信が行われていた。

視聴者数6万63千人。

チャット欄も読めない勢いで増えている。

誰もがその画面に釘付けになっていた。

星とのやり取りが少なくなってからの祐樹は、星を忘れるためにゼネレーションLIVEをやりまくった。

夜に1人になると星を思い出すのが辛くて、その気持ちをゲーム配信で賄っていた。

「今日もユピネスの配信凄いよなぁ」

「今日も視聴者6万人超えてるし」

「最近毎日しているよなぁ」

「あーそうだよなぁ」

そんなチャットが飛び交っていた。

「夏ごろまでは配信がなかったのに11月に入って急にやりだしたよね」

「そうそう!麻雀ゲーム最高だった」

「そうだね。麻雀していたね」

「なんせプロ並みのコンピュータにいつも勝っていたからね」

「何回役満出すんだって思ってた。」

「本当にそう」

「こう毎日してくると観る方も疲れるよな」

「でもファンにとっては嬉しいことだよ」

「マジマジ」

「フォロアー数も500万人と超えたしな」

チャット欄に次々とそんなコメントが飛び交っていると配信が終了した。

配信が終わってもコメント欄にはその終わりがないほど増えて行っている。


祐樹の部屋では祐樹がパソコンのシャットダウンをしていた。

「ふぅー疲れた」

祐樹は椅子にもたれかかって時計を見る。

「今日も2時間、もう23時かぁ」

「ちょっと毎日していると腱鞘炎だろうか?」

「手首が痛い。」

そう言うと手首を前後に折り曲げた。

「やっぱり痛いなぁ」

「やり過ぎかぁ」

「ちょっと休まないといけないかな?」

そう言うと、もう一度手首を折り曲げた。

「最近は星のこともあまり考えなくなったし、ちょっと数日休むかぁ」

そう言うと、階段を降りて冷蔵庫からジュースを取り出した。


「祐樹、まだ起きてるの?」

母親が声を掛ける。

「遅くまで起きてるから朝起きれないだよ!」

「勉強してたんだって!」

「嘘でしょう?何かゲームしてたでしょう?」

「バレてましたか?」

「明日も学校だから早めに寝なさい!」

「はいはい、これから寝ます。」

祐樹は自分の部屋に戻ってベットに横になって、スマホを見た。


「最近HIKARIさんのYouTubeも更新されていないなぁ」

「CMで曲が流れたからてっきりそのままTVとか出るのだと思ってたけど、そんな噂もないし、見てないし」

「どうしたんだろう?」

「どこかでライブとかしているのなら、YouTubeで報告もあるだろうから」

「やっぱりデビュー自体していないのかもしれない」

「芸能界ってそんなに甘くないのかも知れないな」

そんなことを思っていると、幸一からメールが来た。


[今度の土曜日カラオケ行かない?]

「カラオケかぁ?最近行ってないなぁ」

祐樹は[OK]と返信した。

カラオケは前に体育祭の打ち上げで行ったきりでそれから行ったことがなかった。

その後幸一から電話が掛かってきた。

「もしもし!」

「もしもし、幸一?」

「カラオケありがとうな!」

「メンツだけど晃と俺と祐樹の3人だけど、他誰か誘う?」

「誰誘うんだよ?」

「そうそう、早苗さんとかどう?祐樹仲良かったじゃん」

「一応聞いてみるけど、何か誘い難いなぁ」

「星さんのことか?」

「まぁそんな感じだけど」

「そっかぁなら違う人にするか?」

「中川さんとか?」

「いや、それもちょっと!」

「じゃぁ早苗さんに聞いてみるね」

「ありがとう!」

「じゃぁまた明日学校で!」

祐樹は電話を切った。


その後早苗にLINEでカラオケの連絡をした。

[こんばんは、今度の土曜日だけど、北村と前田とカラオケ行かないですか?]

直ぐに返信が来て[大丈夫、誰か女の子に声かけるね]

祐樹も[ありがとう]と返信した。


LINEのトークを開くと、数カ月前は星のトークがいつも一番上にあったが、今では埋もれてかなり下の方になっていた。

久しぶりに星のトークを開くと「大丈夫なの?」で既読が着いたまま数カ月がたっていた。

「星、どうしてるかな?」

「もう俺なんか必要ないんだろうなぁ?」

そう思うと涙が出てきた。

「ダメだ、考えるのはやめよう!」

そう言うと、スマホを閉じて電気を消した。

その後直ぐに寝てしまった。


読んで頂き、ありがとうございます。

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