27話 中川さんとの買い物&デート2
2人は秋葉原の歩道を歩いていた。
「祐樹君はそのパソコンショップにはよく行くの?」
「そうだね、月に1回くらいかな?」
「そんなに?」
「もしかしてパソコンが趣味?」
「学校の誰にも言ってなかったけど、パソコンは自作しててそのパーツなんかを買うのによく来てるんです。」
「すごい!自分でパソコンを作るの?」
「お父さんがIT企業に勤めていて、小さい頃からパソコンは触ってたから、いつしかそんな感じ」
「でも学校のみんなには内緒ね!」
「そうなんだね。凄いね!」
「内緒、誰にも言わないよ!」
さくらは祐樹の一面を知ったことと二人だけの秘密が出来てうれしくなった。
「でもさくらさんも料理のレシピを考えてるって凄いですよ!」
「ありがとう!」さくらがほほ笑む。
その後、2人は目的のパソコンショップに着いた。
僕が先に中に入る。
「こんにちは」
「やぁ、相沢君いらっしゃい!」と声を掛けたのは副支店長の桜井さん。
「この前はライブに付き合ってくれてありがとうね!」
「いえ!こちらこそありがとうございます。」
さくらが中に入ってきた。
「彼女さん?」と桜井さんが尋ねる。
「同級生です。」と俺が答える。
「はじめまして、相沢君と同級生の中川です。」
「今日はパソコンを買うために相沢君に付き合ってもらいました。」
「なるほど、ゆっくり見て行って!」
「できる限りサービスするからね!」
2人は「ありがとうございます」と返した。
その後、店の奥に入って行く。
「さくらさんの希望はノートパソコンだよね!」と俺が確認する。
「はい!」とさくらさんが答える。
「ノートパソコンは有名なメーカものだと15万くらいするんだけど、DELLやHPなどは
最近カスタム品を出しているからそれを購入すると安く買えるよ。」
「必要なソフトなどは自分で入れるんだけどね。」
「そうなんですね」
「でも私はソフトの入れ方とかわからないです。」
「それはパソコンを買ってから僕が入れますね」
「初めのセッティングとかもやりますからね」
さくらさんは満面の笑顔で「ありがとう!」と返した。
「動画とか見るなら、メモリーは少し高めのものを選択しましょう!」
「本体はこれかな?」
「色は何色が良いですか?」
「白かシルバーが良いかな?」
「白ならこれで、シルバーならこっち」
「白は汚れが目立つからシルバーがお勧めだけど・・・。」
「じゃあシルバーで」
「ソフトはセキュリティーかな?あとは買ってからネット経由に入れられるから」
「それらも対応しますね」
「はい!」
「これで値段的には10万円ちょうどぐらい。」
さくらさんは「これらで大丈夫です。」と返した。
その後、桜井さんに来てもらってほしいものを説明する。
桜井さんはそれらをレジに持って行って計算を始めた。
「全部で10万2千円ですね。」
「で!相沢君にはいつもお世話になっているので、サービスして9万円でどうですか?
俺は「マジで良いんですか?」と返した。
桜井さんは「この前のライブのお礼も込めてね!」
「ありがとうございます。」と俺が返した。
さくらさんも「ありがとうございます」と頭を下げた。
桜井さんは「どうします?持って帰ります?」
さくらさんは「一度持ってみて良いですか?」と言って箱のとってを持ち出した。
持ち上げたとたん重かったのか倒れそうになった。
俺はすかさず箱とさくらさんをささえる。
その時に俺の手は、さくらさんの胸を抱えていた。
手にやわらかい感触。
温かいぬくもり。
さくらさんの顔も真っ赤になった。
俺が「ごめんなさい」と謝ると。
「大丈夫です」とさくらさんも答える。
さくらさんは、「送ってもらうことできますか?」と尋ねる。
送料要りますけどそれもサービスしておきますね」
「ありがとうございます。では送ってください。」とさくらさんは答えた。
発送に必要な手続きをさくらさんが行っているとき、俺の手にはあの時の感触を思い出していた。
「さくらさんも大きかったなぁ」
「ダメダメ、俺は何を考えてるんだぁ。」
手続きが終わり支払いを済ました2人はパソコンショップを後にした。
パソコンショップを出た2人は、秋葉原の街をぶらぶらしていた。
「祐樹君、今日はありがとう!」
「パソコンも安く買えて本当に助かりました。」
「ちょうどお昼だし、お昼ご飯をおごらせて、お礼も兼ねて!」とさくらさんが言ってきた。
「そんなの良いのに。」と俺が答える。
「パソコン安く買えたし、そのお金があるからね」
「じゃあ、そんなに高くないもので」
2人は近くのファミリーレストランに入った。
店員が「いらっしゃいませ。何名でしょうか?」と声を掛ける。
俺が「2人です。」と答えた。
店員に案内されて、隅の4人テーブルに向かい合わせに座った。
店員が「注文はこのタブレットでお願いします。」
「お水はセルフとなっていますので、あちらのドリンクバーのグラスを使用してください。」と説明した。
さくらさんは「わかりました」と答える。
「水取ってくるね」と俺は立ち上がりドリンクバーのところにあるグラスに氷と水を入れて帰ってきた。
「祐樹君ありがとう!」
「祐樹君はどう言う系の食べ物が好きなの?」
「そうだなぁ。和食が好きかな?肉じゃがとか」
「以外だなぁ、高校生ってハンバーグとか焼肉とかかな?って思ったから」
「それらも好きだけどね」
2人はメニューを見て
「私は夏野菜のパスタにするね。祐樹君は?」
「じゃあ同じもので」
「はい」とさくらさんはタブレットで注文した。
「祐樹君は兄弟はいるの?」
「ひとりっ子だよ」
「さくらさんは?」
「弟が1人」
「何歳なの?」
「今年中学1年生」
「そうなんだね、姉弟がいて良いなぁ」
「そんなことないよ。弟はうざいし、言うこと聞かないし」
「この前なんか大喧嘩したんですよ」
「はは!そっか!」
その後注文したパスタを店員が持ってきてくれた。
その後も学校での話、友達の話などしながら食事を済ませた。
帰りの電車の中で、
「そうそう、パソコンが届いたら教えて下さいね。セッティングとかしに行きますからね」
「ありがとう祐樹君、連絡するね」
「そうそう、連絡先交換してなかったね。」と俺が言う。
「そうだね、ライン登録する?」
「はい!」とお互いラインの友達登録を行った。
さくらはそれを見て嬉しさが込み上げてきた。
その後さくらさんは最寄りの駅で降りて、俺は来た時と同じようにバスで学校まで行って、自転車で帰宅した。
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