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ゲーム配信者とアイドルの恋  作者: りんぴろ
第1章 出会い~恋人に変わる
21/36

20話 CM曲1

次の日の朝、星は学校に行くまでYouTubeを確認していたが、いまだに返信はなかった。

少しもやもやした気持ちの中、登校し学校に着いた。

教室に入ると早苗が既に席に座って、他の女の子と話をしていた。

「早苗!おはよう!」

「あっ!星おはよう!」

「何か疲れてる?顔色が少し悪いよ」

「大丈夫、ちょっと寝不足なだけ」

「それなら良いんだけど・・・。」

「寝不足って何かあった?」

「怖い夢でも見た?」

「そんなんじゃないけど、ちょっと寝られなくて・・・。」

「あっ直ぐに寝たんだけど、夜中にトイレに起きたらそれから寝られなくて・・・。」

「年寄かっ!」

「そうかもね」

「何かあったのなら聞くから言ってよね」

「ありがとう!早苗」


星は昨日疲れですぐに寝れたが、夜中に目を覚ましそれからはCM曲の件が気になって寝られていなかった。

寝てなかったせいか午前中の授業は眠気との戦いだった。

なんとか寝ずに午前中の授業を終えると昼休みになった。

「星、ごはん食べに行こう!」

「ごめん早苗、ちょっとトイレ行ってから行くし、先に行ってて!」

「わかった!」

そう言うと星は1人でトイレに行き、空いている個室に入った。

便座に座り用を済ませると、スマホで自分のYouTubeを開いた。

教室内や校内の人の居る場所では、念のためにYouTubeは開かない様に決めている。

「あっ!コメントが来ている。」

「昨日はコメントの返信が出来ず申し訳ございません」

「可能ならあなた様に説明をさせて頂きたいのですが、弊社のホームページに問い合わせメールがあるので、そのメールにHIKARIの名前で問い合わせをお願いします。」

「その後、折り返し詳細の連絡をメールでさせて頂きます。」と書かれていた。

星は午後からも授業があるので、帰宅後にメールを送ろうと思った。

トイレから出た星は廊下を歩いていると、前から友達2人と歩いてくる祐樹を見つけた。

「祐樹君こんにちは!」

「お昼食べに行くの?」

「星さん、こんにちは!」

「そうです。」

一緒にいた前田晃と北村幸一はきょとんとしている。

「根元さんですよね」と晃が尋ねた。

「はい、そうです」

「祐樹!いつから根元さんと仲良くなったんだよ?!」と晃が言うと、

「この前の体育祭の実行委員で一緒だったんだよ!」

「そうなのか?」

「あっ!根元さん、こっちが友達の前田晃」

「で、こっちが同じく友達の北村幸一です。」と紹介した。

星は「よろしくお願いします」と頭を下げた。

続けて、「祐樹君、私も食事に行くね!、また今度ね!」って言って教室に向かって歩いて行った。

その後、「祐樹!めっちゃ仲良くなってるやん」と幸一が言うと

「祐樹君、星さんって!下の名前で呼びあっちゃって」

「体育祭の実行委員の打ち上げでカラオケとかも行ったしね」

「マジか?俺も実行委員すればよかった!」と幸一が残念そうに言った。

「じゃあ来年よろしく!」と言うと「ごめんなさい」と返した。

3人は笑いながら校庭に向かった。



学校から帰宅後、星はパソコンを開いて検索ページで[アリス人材派遣会社]と打ち込んだ。

直ぐに検索結果が表示され、一番上の[株式会社アリス人材派遣]をクリックした。

すると[あなたも一緒に働きませんか?」のロゴが出て、すぐに会社のページが開いた。

ページの問い合わせページを開くと、[派遣希望][派遣募集]「その他]のタブがあったので

[その他]を選択した。

するとメールの入力ページが開いた。


星はまず、件名に[HIKARIです。CMの件です]と打ち込み

次にメールアドレス欄に自分のスマホのメールアドレスを打ち込んだ。

次に内容欄に[YouTubeで確認させて頂いたHIKARIです。このアドレスはスマホのアドレスなので、返信頂いたら直ぐに確認させて頂きます。]

「まずは、CMの件につきまして確認をさせてください」と打ち込み送信した。


10分程するとスマホにメールが届いた。

内容は[ご連絡ありがとうございます。]

[私は株式会社アリス人材派遣の広報を担当しています[広瀬加奈]と申します。

一度会って、詳細の説明をさせて頂きたいと思っています。

もし、所属事務所に入られているのであれば事務所を通させて頂きますので、ご連絡先をお教え下さい。

どこの事務所にも所属されていないのであれば、お仕事の都合など確認して頂き、土曜日にでもお会いできればと考えています。]

と言う文面であった。


星は[今高校生なので時間は大丈夫です。また事務所には所属していません。]と返信した。

直ぐにメールが来て[高校生の方でしたか?]

[親御さんとかと一緒に暮らしていますでしょうか?]と書かれていた。

星は[一人暮らしです。それに親には内緒でできないでしょうか?]と返信した。


5分ほどして、[承知しました。一応お会いする時に印鑑だけでもご用意をお願いします。]と帰って来た。

星は[わかりました]と返信した。

直ぐに返信が来て、[日時ですが、今度の土曜にとかご都合如何でしょうか?良ければ13時くらいからでお約束出来たらと考えています。住まいは東京でしょうか?]

[日時、大丈夫です。住まいは都内です。]と直ぐに返信する。

[ありがとうございます。では13時に新宿の〇〇ビルの喫茶店でお待ちしております。当日よろしくお願いします]と返信があった。

[わかりました。こちらこそよろしくお願いします]と返信した。


星はスマホのカレンダーを開き、土曜日、13時、新宿 CM曲打ち合わせと打ち込んだ。


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