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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

病み

私は両目を隠した

作者: 疾風

こんにちは、読者さん。私は前の物語の主人公の幼馴染、島原蓮香。少し男っぽい口調で冷静だと思っている。この物語は少し過激な表現があるかもしれないから苦手な人はブラウザバックしてくれよ。始めるぞ。


人間は他人にすがって生きている。それを初めて実感した。


私は最悪の目覚めで朝を迎えた。

なにか..悪い夢を見た。首がすごく..なんかすごいととなった気がする...


隼「あ、蓮香(れんか)!やっほー!元気?」

蓮「ういー元気だよ、てかテンプレみたいな挨拶だな」

 このテンプレ風な挨拶をするのは私の幼馴染、佐武隼斗。

 (何も変わらないな..あの夢は何だったのだろう..)

…:「おおww、相変わらずおもりろぉコンビじゃのぉww」

蓮「私達コンビじゃないですから」

隼「  コンビじゃないですから」

…「wwwwwww」

 このゲラは私が尊敬してる一条先輩。一条先輩と隼斗と私は文献研究部という部活を立ち上げた。

この人はいつも隼斗と笑っていて一緒に笑いそうになってしまう

隼「…ッwww」

蓮「あぁ..また始まった..」

(隼斗まで笑うと笑いそうになるからやめてほしいッ...www)

隼「wwwww..はぁwwやべぇ笑い止まんねぇww」

一条「wwwふぅ..あ、今日学力テストじゃね?」

隼「www..ぁぁ..え?まじ?」

こっち見られた。とりあえずうなずいた。

隼「終わったァァァァッァッァァ」

一条「ww俺もwww」

隼「マジっすか?いえーい☆」

一条「いえーい☆」

蓮「馬鹿じゃないの..」

(まぁ私も何もしてないけどね)

学校前の大通りを渡るための交差点で信号待ちをしていた時、私たちは盛り上がっていた。

ププーッ

大きなクラクションが鳴り響いた。大通りの交差点からだ。


今横断歩道を渡ろうとする少年が道の真ん中で先を見つめて固まっている。目線の先には大型トラックが。

助けようと一歩また一歩踏み出した時何かがバッと私の横を通り抜けた。一条先輩だ。一条先輩はなんだかんだ言って学年1に足が速いのだ。


隼「先輩ッ?!」

蓮「えッ..ちょm..」


歩行者信号は赤。一条先輩は少年にむかってタックルした。まもなくしてバンともガシャンとも言えない鈍い音とともに横断歩道の白が一気に紅に染まった。白の大型トラックは10~16m先で止まり、運転手が走ってきた。


運転手「少年!大丈夫かッ!!!」

隼「先輩ッ!」

蓮「一条先輩!!!」

隼「おっちゃんッは..早く救急車をッ!」

運転手「わかった!」

一条「お..おい...きゅ..しゃは..いら...な....もう..た..s….か.....い」

蓮「助けるんです!絶対助けますッ」

一条「こ.れ....だ....け..わ...渡...てく.......」

手紙を蓮に渡すと一条先輩の腕は地面に叩きつけられた。

いつものように明るい目から光が消えた暗い目を開き涙を流して先輩は...。

一条「お..おい...きゅ..しゃは..いら...な....もう..た..s….か.....い」

蓮「助けるんです!絶対助けますッ」

私は必死に声を出した。

一条「こ.れ....だ....け..わ...渡...てく.......」

バダッ..

手紙を渡すと一条先輩の腕は地面に叩きつけられた。

いつものように明るい目からどん底に落ちた暗い目で紅混じりのを開き涙を流した先輩は..


蓮「先輩..先輩ッ..」

運転手「....サッ」

隼「........」


現実は残酷だ

「先輩」を繰り返し繰り返し言いながら泣き崩れた

神はいとも簡単に人を選び殺してしまう

その日は友達に休むとだけ連絡して家に帰った。


ピーンポーン

夕方、私がベッドで転がっている時、インターホンが鳴った

出る気はなかった

ピーンポーン

また鳴った

ピーンポーン

また鳴った

島原さんいらっしゃいますかー..聞いたこともない声だった

ピンポーン

また鳴った

あのー..

流石に出ることにした

一年「あ、こんにちは..今朝一条さんに助けていただいた普通科の樋山です..」

樋山、確かに朝、少年は樋山と呼ばれていたような..

蓮「はぁ。なんですか。てかそのアザ、大丈夫ですか。」

  私は体中にアザがありすぎて少し心配した。

まぁ、でも大体わかっていた。きっと隼斗あたりにやられたのだろう。

樋山「あはは..ちょっと隼斗先輩に謝りに行ったときに...」

あたっていた。

ため息が出た。

蓮「で?何しに来たんですか?用がないならさっさと帰ってください。」

少しイラ立っていたのだろう

蓮「あ、謝るとかそんなんで済まないので、謝らなくて結構です。」

それを言い終わると私は扉をしめ、部屋に戻った。

はぁ..

またため息が出た。その時に決意した。



次の日私は屋上にいた。この何も生きる気力がなくなった体から開放されたかった。まぁやはり同じことを考えてたやつがいるのは想定済みだった。幼馴染こと東山隼斗。当たり前だよな。

大きく深呼吸をした。

手を閉じて開いてを4回ほどした後、手の力を抜いた。

蓮「お先に。」

隼「あぁ。」

最後の会話を交わした。未練はない。この体を脱ぎ捨てて(私を開放しに)行こう。

先輩、隼斗を連れて、今そっちにいきます。待っていてください。

お世話になった人々へ。さようなら。


こんにちは、読者さん

まず、読んでくれてありがとうございました 

今回はもうひとりの視点から書いてみました。

前回の闇を編集しただけなので楽をしました。


では次の作品出会いましょう

評価等よろしくお願いいたします


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