28 遠征予定
水・
ブクマが100件?超えてましたありがとうございます!!!
短いですが、これ以上書くと間に合わなくなりそうなので終わりにしました
拙いですが、よろしくお願いしますm(_ _)m
≪ログインしました≫
≪【称号:魔物と心を通わす者】が特定条件をクリアし進化します≫
≪【称号:魔物と心を通わす者】が【称号:魔物と魂が結び付く者(2)】に進化しました≫
プル!?プルプル!!!(シーシャ!きたーー!!!)
「ん?え!?!?ぐふっ!!!!!」
ログインした途端ウィンドウが現れ、何事かと見ていたら何故このタイミングで?という称号の進化がされていた、更に驚いたのは、ユキが名前を呼んでくれた事だろう、一瞬の出来事で何が起きたか分からなかった、その後恒例になりつつある、飛びつかれて、壁に叩きつけられる、をされてしまった。まぁ可愛いから良いのだが。
その結果、今胸の中に居るので、ユキを撫でながら先程出てきたウィンドウを見てみる…
――――――――――――――――――――――
【称号:魔物と魂が結び付く者(2)】
取得条件:テイマー以外で魔物の好感度がMAXになる
―魂に刻まれた思いは必ず忘れません、そのことをどうか…忘れないでください―
効果:一定以上の好感度の魔物とパーティーを組むことが可能、一定以上の好感度の魔物との以心伝心(大)
――――――――――――――――――――――
え…まじかっ…
「ユキ…?本当にありがとな!」
プル?
それにユキに好かれているって称号にも認められて胸が暖かくなるのを感じる、ユキに感謝の気持ちを述べるも、ユキはなんの事か分かっていない様子だ。
充分にユキを愛でて、気持ちを落ち着かせると、俺は仕事の休憩中に考えていた、今日の予定を思い出す。
「よし!今日は魔剣士協会でクエスト受けて、後はレベリングに行くか!」
プル!!!(うん!!!)
「おっと、その前にステータスを割り振るか」
昨日蜘蛛を倒した時にレベルアップして得たステータスポイントをINTに振っていき準備が終わった所で屋敷を後にする。
「最近この辺、別職業の人増えたよな~」
ユキに話しかけるように独り言を口にした通り、魔剣士協会付近には別職業の人がちらほら見えるようになった、サブ職業を魔剣士にしているなら分かるのだが、確実に違う職業の人たちも見られるので、不思議に思っていた、それに視線が合うことも多々あって…自意識過剰でなければ俺が、いや、ユキに視線が行っている気がして居心地が少し悪くなる。
足早に魔剣士協会に入るとガッハッハと豪快に笑うマッチョが5人と複数のプレイヤーが酒場で飲み交わしていた。
「よう、久しいな坊主!」
「あ、えっとゴリさんで…すか?」
「ガッハッハ、覚えていてくれて嬉しいぞ!」
皆似たような顔つきのため見分けが付けづらいが、何とか正解したらしい。
「坊主に紹介したいのがいるんだ時間はいいか?」
「そんなに長くならなければ…はい、大丈夫です」
「ガッハッハ、そんなに時間は取らねーぜ!」
そう言いゴリさんが一人のマッチョ、言い換えよう神官服を纏ったマッチョを連れてきた。
「こいつぁ、ウチのリーダーだ!よろしくしてやってくれ!」
「ムッキだ」
「あ、シーシャです…」
豪快に笑ってたのは4人でした、このマッチョはかなりクールな感じが出てて威圧されそうになる。
「ガッハッハ、こいつぁ、少しシャイでよ!まぁ、その分燥ぎ過ぎねーからリーダーに向いてるんだけどな!」
「少年の力は聞いている、そこで一つ頼みたいことがあるんだがいいか?」
んん?なんのこと?あぁ、ボス戦のユキの事か!!!
「き、聞くだけなら、引き受けられるかは分かりませんが…」
「それでいい、後は頼んだ」
えーーー!?!?ムッキさんが喋るんじゃないの?ゴリさんに投げちゃったよ、マジかこの人。
「ガッハッハ、アイツと話す奴ぁ、皆そんな顔するぜ!」
「あ、あはは」
話したからじゃないよ……?ゴリさんに丸投げしたからだよ……?
「まぁ、アイツの事は気にすんな、それで話なんだがよ…」
それから、ゴリさんが話を代わり要件を伝えてくれる、それは現実時間で明日の22時に北の草原を複数のパーティーで突っ切ってリーズブルード大国に行くという話である、その際どうしても警戒する必要があるのが特殊ボスであり、その助太刀を頼まれたのだが。
「それなら、日程をズラすとか出来ないものなんですか?」
「それがな、なかなか時間が合わねぇんだわ」
「なら、少人数で少しずつとか…」
「これがよぉ、少しきな臭い話が有ってだな…」
それから話を聞いていくが、何処かで聞いたことのある話で…ってユキと初めて出会った場所で見つけた、日記の事を思い出す、どうやらローグなんちゃらの研究は日に日に成果を出しているみたいで、それらの影響は特殊ボスという形で一部出ているらしく、このまま放置すると、周辺一帯が焦土と化す可能性もあるみたいだ、そこには勿論ピクセルも入っていて…
「と言うわけで、時間をかけ過ぎるのは危険だとベータ時代の知り合いと結論が出てな…そこで少年どうか頼む力を貸してくれ!」
プル!!!(わかった!!!)
おいおい、話ねじ込み過ぎだろ!リリース間もないんですけど!?!?そういうのってゲーム終盤に一つあればいいだろ!!!!
と、運営に言ってやりたいが、一先ず状況について考える、仕事はまぁ、0時までに寝ればなんとかなるかもしれないが、問題は俺のレベルが足りていないことだ、力になれるとは到底思えないのだ…って、え?ユキさん?
「ガッハッハ、ちっこいのひさしぃな!!」
プル!(えへへ~!)
そう言いユキを撫でるマッチョと撫でられて嬉しそうにしているユキを見つつ、まぁ、もともと答えは決まっていたか、と思うことにする、リゼさんも巻き込まれるかもしれないし、屋敷の人たちだってそうだ、この状況を見過ごすことは到底できないのだ。
「わ、わかりました、明日ですね、あまり力になれ無いかも…ですが…」
プル!(わーい!)
嬉しそうに、ユキが胸に飛び込んできたので撫でなてあげる。
「ガッハッハ、謙遜せんでええ、そのちっこいのも坊主のダチなら、そりゃあ坊主の力だ、ほらちっこいのも坊主の事が好きで仕方なくしてるじゃねぇか、坊主がちっこいのにはぐくんできた愛情は本物だろ?」
今も胸に飛び込んできたユキを撫でていると身体を手に擦り寄せて来る
「ありがとうございます、そう言って貰えて…少し気持ちの整理がつきました」
この前のボス戦の時に感じていたことだ、あの日からユキに頼るのはズルをしている気分になっていた、自分で戦うように、なるべく頼らないように、だが、それは本当の友と言えるのか?
確かにパワーレベリング染みた事をすれば、話は変わってくるが、ユキのレベルはあれから変わっていない、なので装備を纏った俺とユキのレベル差はかなり縮まっているはずだ、ならば一緒に戦っていくべきなのかもしれないと、ゴリさんの話を聞いて思った、さすがイケメンマッチョだよ、マジで。
ゴリさんは話が終わったと言い、酒場に戻り仲間内で盛り上がっている、俺は俺で明日に向けてクエストとレベル上げをしようと、受付に行き、[リトルデススパイダー5体討伐]×4のクエスト受けてから西の沼地に足を運ぶのだった。
「ユキ?今日は一緒に戦ってくれよな!」
プル!プルプル!!!(一緒!戦う!!!)
読んで頂きありがとうございますm(_ _)m
リアルが忙しくなって来たので更新が遅れるかもですm(_ _)m




