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影の進化  作者: アカグラス
26/42

26 ユキの世話係

月・


金額表記ミスがありましたm(_ _)m

1700→3500


拙いですが暖かい目で見て頂けると

幸いですm(_ _)m

 

 《ログインしました》


 仕事も終わりやることもやったのでログインをした。


 今は現実時間で19時の時間、以前ログアウトした時から3日立っており、こちらの世界での時間は15時になっている。



 プルプル!!!(ご!は!ん!)


 で、ですよね〜ごめんよぉ〜


「ぐふっ」


 ユキがものすごい勢いで突撃してきて凄まじい衝撃が襲ってくる。


「ご、こめんな?今渡すから!」


 立ち上がりお皿に魔力水を開け渡す。


 ものすごい勢いで飲んでいるのでもう1本追加していく、う〜ん、ログアウト中の世話を誰かに任せないとユキが可哀想だな。


 昨日までは休みだったからこまめにログイン出来たが仕事の日はどうしても遅くなってしまうので何処かに世話してくれる所を探すのを今日の予定にしよう。


「ユキ〜本当にごめんな〜寂しかったよな〜」


 プル!プル!!!!!


 食事?が終わったユキに撫で回しながら言うとまた飛びついて来るので…ぐっ、衝撃がかなり強いです、でも、かわ、いい、、、、


 プル?


 死んだフリして遊んでいたらユキが不思議そうにしているのでやめ、ユキに説明する。


「俺がいない間ユキの世話してくれる人を探しに行くか」


 プル?プル!!!!!


 お、おう、ユキから捨てるの?捨てないで!みたいな感情がきて……か、かわいい!!!


「大丈夫、俺がユキを捨てるわけないだろ?今回みたいになかなか戻って来れない時に世話してくれる人探すだけさ」


 プル…(わかった…)


「いい子だなユキは!」


 我慢できず抱きしめながらユキと宿屋を出る。


 向かう場所はテイマー協会方面だ、場所は南の森林に向かう際に把握しているので迷うことなくたどり着いた。


「着いたがそれっぽい店舗がないな…」


 辺りを見渡すが従魔を預けられる所が一切ない、え?テイマーの人達どうしてるんですか?


 何処かで聞きたいのだが何処で聞けばいいのか分からない…テイマー協会で聞いてみるか。


 テイマー協会の扉を開け中に入ると受付の人に出迎えられる


「本日はどの様なご要件ですか?」


「この子を預けられる場所を探してまして、何処か知りませんか?」


 プル?


 ユキは、え?僕?みたいに惚けてるがユキのことだぞ?


「申し訳ございません存じ上げないですね」


「え?テイマーの人とかどうしてるんですか???」


「テイマーになりますと専用スキルで時間の停滞をされた場所に預ける事が可能でして、他人に預けると言う事は為さらないですね、昔の記述で見た話ですと預け先での盗難や死別もあったため、魔神様よりスキルが携わったとされています」


「なる…ほど…」


 魔神?何それ?魔剣士だと魔剣神だからテイマーはテイマー神じゃないのか?語呂悪いけど…だからって魔神はやべぇーだろ色々!!!


 仕方ないのでテイマー協会を後にし、魔剣士協会方面に歩みを進める。


 どうしたものか、頼れる人も居ないしな…いや、居たわ、リゼさん、でも場所とか知らないしな…


「ユキ?リゼさんの場所とか分からないか?」


 プル?プル!(んー?わかる!)


「ま、まじかっ、冗談のつもりだったんだが、ユキは凄いな〜」


 プルプル!!!


 それからユキがこっちって案内してくれる場所に向かう、北の城壁が見えてきて少しすると赤いローブを深々被ったリゼさんを発見した。


「リゼさーーーん」


「あれ、シーシャじゃないどうしたの?そんなに急いで?」


「リゼさんに相談がありまして」


「うーん、じゃあ今から魔剣士協会に行くから一緒に来て!」


 そう言われて腕を引っ張られるので同行することにした、道中に話をしようとも思ったがリゼさんが、「食事でもしながら話しましょ」というのでその時話すことにした。


 もと来た道を戻ってくると魔剣士協会が見え、中に入る。


「エリーゼ様、クエスト報告でよろしいですか?」


「ええ、この子も一緒でいいかしら?」


「それは…少々お待ちください、上の者に聞いてきます」


 今のやり取りは?リゼさんは結構な上位の冒険者なのかな?それともお嬢様とかか?リゼさんの謎がさらに深まったことに困惑しつつ案内役の子が2階に上がっていき先ほど言った上の者に許可を取っているのだろう。


 少しすると案内役の人と眼鏡をかけ豪華なローブを羽織った優し気な雰囲気の男性と降りてくる。


「エリーゼ様申し訳ございませんが、協会規定に触れる恐れがありますゆえ…」


 男性の方が言葉を濁しながら否定の言葉を口にするので、俺もあまり困らせたくないので口を開く


「リゼさん俺はここで待ってるよ?」


「うん、ごめんね?」


「では、エリーゼ様こちらへ…」


 それからリゼさんは二階に連れていかれたので俺は外で待つことにした、酒場はあるがこの後リゼさんとのデートがあるからな!!!






 15分程たったくらいだろう、リゼさんが協会から出てきたので前回行った隠れ屋に行くことになった。



 前回同様、裏路地に入りCLOSEと掲げられた店にリズム良くノックをすると店主が現れ店内に案内される、その後リゼさんが注文を済ませると此方に話を振る。


「それで、相談ってなにかな?」


「実は・・・」


 それからユキのお世話係を探していること、神の化身は数日おきに3日程違う世界に行くことなどの説明をするとリゼさんが口を開く


「なら、私の家に来る?」


 えっ?ふぁっ!!!!!


「え?あっ、え?はい、」


 タイミングが良いのか悪いのか料理が運ばれて食事を進めるも頭の中はお花畑の俺はまるで何を食べたのか分からないでいた。


「じゃあ、私の家こっちだから!」


 やっぱりそういうこと?そういうこと!?そういうことか!!!!


 プル?


 ユキからどうしたの?って言われるが頭の中お花畑の俺は反応出来ずにいた。


「ここが、私の家よ!」


 え?これ?いえ?


 家ですか???屋敷???ですよね???


 街の北の方角に向かうと一際大きなお屋敷の前でリゼさんが立ち止まりそう告げる。


「お帰りなさいませ、エリーゼ様」


 門番がそう告げると同時に格子門扉を開けていく。


「こっちよ?どうしたの?」


「いや、色々あってパンクした」


「ん?何かあったの?」


 プル?


「いや、大丈夫、今大丈夫になった」


頭の中お花畑になったと思ったら驚愕により引き戻されパンクしたが冷静さは取り戻せたみたいだ。


「そう?じゃあ着いてきて!」


そう言われてついて行くと、今度は使用人さんに出迎えられることになる。


屋敷内に入りリゼが使用人さんに俺の事を紹介していき


「それでユキちゃんの世話係を誰かに頼みたいのだけど…」


「かしこまりました、我々一同精一杯の世話をさせて頂きます」


あれよあれよの間に話は縮まり使用人さんに俺専用の部屋と教えられ、え?俺専用?まじかっ!?


「あ、これがユキの食事です、とりあえず手持ちの11本渡しておきます!」


これでは足りないかもしれないので後で買いに行かなくては…


「どのくらい与えればよろしいでしょうか?」


「そうですね…お腹すいたらジャンプするんでそれを合図にしてもらえれば!ユキ出来るな?」


プル!(うん!)


「かしこまりました」


そう言って使用人さんは踵を返し他の人達に伝えに行く。


ふむ、一段落して、時間を確認すると現実時間で20時を過ぎていたので、急いで水を10本買ってくる、これで3500ギルになったが、明日は防具を受け取りに行くからな!素材の売買分が少しは入ってくるかもしれないな!


その後はお屋敷で精錬した魔力水×10を使用人さんに渡し、割り当てて頂いた部屋でログアウトするのだった。

読んで頂きありがとうございます(((o(*゜▽゜*)o)))


GWも終わりですね、次話は明日の23時頃になります;;

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