21 沼地探索
日に日に読者様が増えて行っているのに歓喜してます!!!
拙いですがよろしくお願いしますm(*_ _)m
ユキの事を撫でまわしたあと、沼地の探索を再開する。
「ユキ、今度は俺一人で倒してみるから俺に危険がない限りは手出しはしないで欲しいんだ、あと一緒に索敵も頼みたいのだが良いか?」
プル!(分かった!)
リゼさんからここの敵は、隠密力が高い敵が出るとは聞いていたが本当に敵が何処にいるのか分からない。
辺りからも物音一つせず他のプレイヤーが居るのかも分からないレベルで何も聞こえないのだ、これがきっとこのフィールドの特徴なのかも知れないが、俺一人で来ていたら、今頃恐怖に負けて帰っていたかもしれない。
俺はそう思い一緒に索敵してくれるユキに心の中で感謝をする。
慎重に歩みを進めてき、大木は離れたところから上から下まで観察し、茂みを発見すれば石ころを投げつけてみたりした。
≪今までの行動によりスキル[索敵]を習得可能になりました≫
≪今までの行動によりスキル[危機察知]を習得可能になりました≫
お!索敵スキルは手に入るかと思っていたが危機察知は予想外の副産物が獲得可能になったな!
両スキルともスキルポイント3で獲得できるため、習得しますとも!!!
これで、スキルポイント15→9になったが他スキルが覚えられるようになる頃にはレベルも上がっているだろうから大丈夫なはずだ!!!
【索敵 Lv1:隠れている敵対生物を察知できるようになる】
【危機察知 Lv1:自身に対する危機を察知できるようになる】
説明文は曖昧だな、どの程度察知できるか分からないので、今まで道り慎重すぎる探索くらいで丁度いいだろうと思い探索を再開する。
そのまま歩みを進めて行くと、一つの大木に違和感を覚える
違和感は確かにあるのだが、見た目はただの木、しかし何故だか視線が吸い寄せられてしまう。
「これが、索敵スキルの影響なのか?」
可能性が十分ある以上戦闘態勢に移る
「属性付与、風」
近くにある石ころを木に投げつけて見たところ
「キシャアアアア」×3
三匹も出てきやがった、鑑定したところ均一でLv14、かなり厳しい状況ではあるけど、ユキも後ろに控えてくれているからできる戦闘だな。
「キシャアアアア」×3
出方を伺っていた俺に対してリトルデススネークが一斉に飛びかかってくる、最初の一匹に魔剣を振る形迎撃出来たのだが残りの二匹は間に合わず魔剣をもっていない左腕に嚙みついてきた。
「うぐっ!くっそが!!!」
プル?(だいじょうぶ?)
咄嗟の行動ではあったが、腕にぶら下がっていたスネークを腕を振り下ろす形で地面に叩きつける。
「あぁ、まだ大丈夫、なんとか頑張ってみる!」
HPを確認し6割も減っていたHPをポーションで回復するが、全回復しなかった。
「そうか、魔狼装備か!」
そこで自分のHPが+100されていた事を思い出し、装備していない状況なら即死していた事実に慄くもまだ、頑張ってみるかと今の攻防を分析する。
リトルデススネークのHPは魔剣で攻撃した敵が2割程しか削れておらず、地面に叩きつけた敵にはほぼダメージが通っていない状況だな、え?これ無理じゃね?ぐぬぬっなにか、なにかないものか…
「キシャアアアア」×3
考えに耽る時間も与えてもらえずスネークがまた一斉に攻撃してきたのを飛びのく形で避ける、今回はボス程速度も低いおかげで受け身が取れる回避が取れるのでなんとなるがこちらも攻撃が出せないのでじり貧である。
「キシャアアアア」×3
今度は迎撃する形で魔剣を振るが先程と同じ末路をたどりHPポーション2個目を消費し俺のHP8割、スネーク2匹がHP2割削れ1匹はピンピンしている状況だ。
それにしてもあまりにも攻撃が通らなすぎる、ステータスはINTにかなり振っているし魔剣のステも加算され、かなり高いはずだ、このスネーク達がMNDが高い部類なのか…
「属性か?」
今まで風魔剣を手に入れたから風属性付与しか考えてこなかったが、属性は変えられるし、他ゲーなんかでも敵に耐性や弱点が存在することがある、なのでこのゲームにも存在すると思う
「キシャアアアア」×3
そう思考するが、なんの属性に変更すればいいか考えながら飛びのく形で避ける、先ほどの叩きつけでほぼ微動だにしていない所を考えるに土は除外だ、火と水だが沼地ということは少なからず水もあるだろう
「属性付与、火」
そう唱えると刀身に真っ赤なオーラが纏い始め、火を噴き始める。
「キシャアアアア」×3
「くそっ!やってやるよ!!!」
先程と同じように魔剣を振るうと火が拡散され一匹が吹き飛ぶも、残りの2匹は噛みついてきた、しかし叩きつけるよりも先に焦った様子で飛びのいていく。
どうしたんだ?と思いながらポーションを使用し回復させリトルデススネークのHPバーを確認すると、火のマークのような見慣れない表示がされていたため鑑定をする。
[リトルデススネーク Lv14 HP50/250 MP100:火傷]
[リトルデススネーク Lv14 HP125/250 MP100 :火傷]
[リトルデススネーク Lv14 HP200/250 MP100:火傷]
おぉ!状態異常火傷の効果が付与されてる!!!
それからは逃げ回り、効果を確かめていたら、10秒に一回、10のダメージを与えているみたいで、持続時間が1分間だった。
その結果1匹はポリゴン化し、1匹が瀕死の状態、といった感じだ。
それに多少は敵の動きにも慣れたのか、または1匹減ったおかげか、2匹同時に襲い掛かってきても攻撃を避けカウンター気味に攻撃することもできるようになった
≪種族レベルが上昇しました≫
≪職業レベルが上昇しました≫
≪魔剣技スキルレベルが上昇しました≫
≪鑑定スキルレベルが上昇しました≫
≪索敵スキルレベルが上昇しました≫
≪危機察知スキルレベルが上昇しました≫
≪戦闘に勝利し[リトルデススネークの牙]をドロップしました≫×2
≪戦闘に勝利し[リトルデススネークの鱗]をドロップしました≫×2
≪戦闘に勝利し[リトルデススネークの肉]をドロップしました≫×2
≪戦闘に勝利し[小魔石<劣>]をドロップしました≫×3
多い多い、視界を埋め尽くさんばかりに出てくるリザルト画面を確認し消去していく。
プルプル!!!(すごいすごい!!!)
「ありがとうな~ユキ~!」
ユキが勝利を称えてくれたので感謝を述べつつひたすら撫でます。
プル?プル!!!
「ユ…キ…ちゃん?」
声が聞こえ振り返ると…そこにはローブを深々被った小柄な少女、気弱少女ことシャルサが立っていた。
読んで頂きありがとうございます!!!m(*_ _)m
時話も未定ですがもう1話は投稿したいところです:( ;´꒳`;):




