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影の進化  作者: アカグラス
17/42

17 予期せぬ事態 Ⅱ

ジャンル別の日間ランキングで22位になってました( ⊙_⊙)パチクリ。

見て頂きありがとうございます(((o(*゜▽゜*)o)))


拙いですが今後ともよろしくお願いしますm(*_ _)m


「全然出てこないな〜」


あれから少し探してみるがウルフが出てこない


「もう少し中央に行けば居るかな?あまり近づかなければボスもわざわさ来ないでしょ!」


そう思いボス戦を繰り広げているであろう中央方角に目指して歩みを進める。


少し遠くに大規模な戦闘音が聞こえてくる。


遠くから見てみるがボスは見えないがとんでもない量のウルフ達とプレイヤー達が激戦を繰り広げていた。


うっわ〜やばば〜


そう思い迂回するようにその場から離れ中央を目指すが敵が一向に見え始めない。


「全然いないな、さっきの場所に集まってるのか?」


予想を口にするが集まられてる方には多少不憫に思う。


その後歩みを進めていると4匹のウルフの群れを発見する


「お!やっと見つけた!属性付与、風」


急いで戦闘態勢に入るが、ウルフの様子がおかしい気がする。


[マリオネットウルフ レベル13:HP 300]

《鑑定スキルレベルが上昇しました》

《鑑定スキルレベルが5になったため一部情報の開示がされる様になりました》



おいおい!レベル高ぇじゃねーか!何このウルフ?

掲示板になかったんですけど!?


確認もせずに戦闘中に邪魔だとウィンドウを消す


「ワォォォォン」


やべぇ、なんか1匹のウルフが雄叫び上げたら数が倍になったんですが?えっ?ヤバいヤバい!


「ユキ!!すまんこれは無理そうだ!」


プル!


プルプル!!!


ユキに助けを求めると、わかった!と言って(言ってはないが)無数の魔法陣がユキの周囲に出現する。


同時展開された魔法陣の1つ1つから無数のつららが放たれ、ウルフ達を攻撃する。


ユキの攻撃をより多く受けた物はポリゴン化し残っていたウルフ達も凍結状態になっていたり鈍足状態になっていたりする。


あとは作業でした、最後だけでも手伝う気持ちだったが、結果としてはいいとこ取りになっていた事を、自覚して今少し落ち込んでます。はい…


《種族レベルが上昇しました》

《職業レベルが上昇しました》


それにしてもユキの今の攻撃魔法、初めて見たな。


この前使っていたのはユキの足元に魔法陣が出現して範囲凍結させる状態異常魔法であり、計4回の戦闘で他の魔法を使っていなかったため、深く考えずに他の魔法が使えないと結論づけていた。


これは、色々聞かないといけないと思いユキに質問することにした。


「ユキ、この前使ってた凍らせる魔法とさっき使ってた氷を投げる魔法以外なにか使えるのある?」


プル!


「おぉ!あるのか!どんな感じの魔法?」


プル!プルプル


ん?何を言いたいのか全く分からなかった、称号効果が全く機能してない感じだ、以心伝心(小)では読み取れないということだろうか?


「んー、少し使って貰うことってできるか?」


興味半分、今後の作戦や生存率を開ける意味で半分で見せて貰うことにした。


プル…プルプル!


出来ない?、お腹空いた?MP不足の可能性を加味しつつ魔力水を、渡す。


プル!


もっと、とせがまれるので2本目の魔力水をわたす。


プルプル!


「ちょっ!そっちは危ない!」


付いて来てと言う感情が伝わると同時にユキが中心地に向かい走り出す。


ユキがやる気満々ではあるがボスがいると思われる中心地はまずい!最悪ユキを死なせてしまいかねない、俺はテイマーではないから復活させることが出来ない。


そう思い追いかけるもレベル差もあり、もちろん速度差もあるユキにはまるで追いつけず、遠くにボスが見え大規模戦闘中と思われる戦地にユキは駆け込んだ。


ユキが準備満タンとでも言うように、空に魔法陣が形成される。


魔法陣は徐々に範囲を拡大させ、この大規模戦闘地全てを覆い隠せる程である。


魔法陣の拡大が終えると魔法陣その物が大地に落ちた。


え?魔法陣からなにか出すんじゃなくて落ちたぞ!?!?失敗か!?ユキは大丈夫なのか!?


パキンッ


そう音がなった気がした。


視覚情報から錯覚してしまうほどの環境変化である。


辺りの木々が凍りつき吹雪の如く雪が積もって行くも10cmくらい積もった段階で雪は止まった。


一瞬の変化に戸惑うもユキの心配が先だと足早に、ボス地に向かうもユキはすこぶる元気そうで、仕事は終わったと言わんばかりに俺の頭の上に乗ってくる。


周囲はボス含めたウルフ達、いや、プレイヤーも全て氷漬け状態になっていた。


これボス倒せるんじゃね?と思うもいきなり出てきた俺が良いとこ取りして帰っていいものなのか?


そう思いもう一度戦況を見てみる。


プレイヤーが30人に対してウルフが100を優に超える数となっていて、プレイヤー側はかなり不利な状況だと言える。


これなら倒した方が良さそうだな!


ただ倒したかっただけではない、断じてない!!!!


「ユキ?もう一頑張りしてくれ、あそこのデカいの倒すぞ!」


プル…


「魔力水か、まだ作り置きは6本あるから全然いいぞ!」


プルプル!!!


魔力水を2本渡すとユキがガブ飲みして、氷漬けになっていたボスウルフに対して先程と同じように無数の氷柱を放つ。


氷結状態が一撃で解除されたが無数の氷柱は全て命中してボスのHPを2割削り残り3割程になり、また氷結状態になった。


「ユキ、もう一度行けそうか?」


プル…


お腹いっぱい、そうですよね、流石に4本は行き過ぎたらしい。


「ユキは少し離れててくれ!俺がやられたら全力で街に逃げるんだぞ?」


プル!


「属性付与、風」


魔剣に風属性を付与し、ボスウルフの頭部に渾身の一撃を放つ。


「キャゥゥゥン」


頭を抑えるように仰け反ったボスウルフの胴元にもう一度魔剣を叩き込むと、少しだけ吹き飛ぶ。


「ガゥゥゥウ!!ガァァァァァウ!!!」


何を言っているかは分からないがめちゃくちゃ切れているのは察しが付いた。


ボスとの刺しでの勝負を俺が本当にやるとでも思っているらしい、ほらよそ見してると…


1人のプレイヤーがボスウルフの頭部に殴り込み、俺の倍程の距離吹き飛ぶ。


「ガッハッハッ、お前さんのスキルか?あれは!」


そう言ったのはマッスルゲームズのゴリさんである、俺は見逃さなかった凍結状態の氷の溶ける速度が異常に早かった事を、恐らくMNDが異常に高いのだろう。


「いえ、俺の友達ですよ」


周囲をもう一度確認してみると、ウルフはまだ溶ける様子が見えないためMNDが低いことが伺える

それに比べてプレイヤーは復帰する人もちょくちょく出てきた。


「ガーッハッハ、お前さんの配下は氷漬けだってよ、だがよ、こっちも今までの鬱憤も溜まっててよ!雑魚が起きる前に倒させて貰うぜ!!!」


「ガルゥゥゥウ」


悪い笑顔を浮かべるローブを着たマッチョはどこかカッコよく見えたが、ウルフ達が動き出せば逆転の目が潰れる、だからゴリさんの言う通り、それまでにボスを倒す事ができるかの全力の攻防戦をするしかなかった。



読んで頂きありがとございます!m(*_ _)m


次話は…まだ何も書いてないので時間は言えませんが最低でも23時に投稿しますm(*_ _)m

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