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色欲の罪、女の体を知る(エマとイチャイチャ)

めっちゃ早くかけた。


「え、えっととりあえず、た、助けてくれてありがとう………♡、私の名前はエマ・ジンジョー、今から説明させてもらうね」


アスモデウスの問いに数瞬硬直していたが、意識を取り戻すと名前共に説明を始める彼女。


「そ、その今、世界は神に支配されてるの」


彼女の発言にイマイチ要領を得ないアスモデウスは最もな疑問を投げかる。


「………そんなもん、この世界が存在した時からそうだろうよ?」


アスモデウスの発言に否定の意を示すエマ。


「違うよ……魔王が倒された後……私達人族や亜人族は他種族同士や同族同士で戦争を始めてしまったの……この世界のあっちこっちで戦争が続く事三千年………ついに神は魔王という共通の敵がいなければ、亜人族や人族は争い続ける種族だと考えた……だがもう魔王はいない、なら自分が世界の全種族の敵になれば、世界中から戦争がなくなると、そして神の手下が私達を虐げるようになったの………」


エマの説明に納得するアスモデウスは納得した声を出す。


「なるほどなぁ〜俺が寝てる間に色々あったんだなぁ〜」



腕を組み、何度も呑気に首を振るアスモデウス、そんな彼に思い出したかのようにさっきの事を問いかけるエマ。


「そ、そういえばさっきあなた、どこからあんな力を出したの?七大罪最弱じゃないの?」



エマの疑問に対して赤べこのように振っていた首を止め、微妙そうな顔をするアスモデウス。



「あ、あれなぁ、俺もよくわかんないんだよね……」



彼の発言に驚愕して間抜けな声を出すエマ。


「……は?!?」


続けて呟くアスモデウス。


「あれかな〜火事場の馬鹿力ってやつ?」



「そんな都合のいいもんあるわけないでしょ!!!」


アスモデウスの阿呆な発言に思わず大声でツッコむエマ。



埒があかないため別の疑問を投げかけるエマ。


「あんた本当に七大罪最弱とか呼ばれてたの?強いじゃん」



「いやいや、まじ最弱だったんだって、そもそも色欲の罪の悪魔の強さって女性経験人数に比例するんだよ、俺はゼロ人だったから滅茶苦茶弱かったんだ、後は異性と触れ合って俺の興奮度によってかな〜、そして魔界のモテる男の条件が強いか戦で功績あげるかのどっちかだったから、彼女がいなくて強くなれない、強くなれないから功績あげられない、功績あげられないからモテない、っていう、負の無限スパイラル地獄にはまったんだぜ、悪魔だけにな!!!」




「ちょ、ちょっと待ってよじゃあなんでそもそも七大罪の一人に選ばれてるわけ?!!?」



「ペーパーテストとその人のどれくらい向いてるか、才能の強さで決まるからだよ、で、才能だけなら、俺は歴代最強の色欲の罪すら超えてたんだけど………」




「さ、才能あるのになんで弱いのよ!」




「………ここでいう才能って性欲の強さなんだよね、日々悶々としてるガリ勉童貞の俺はそりゃものすごい精力に満ち満ちて、平均よりサイズもデカイけど、そ、その………」





「モテないから使い道なかった………ってこと?」





「ああ!!!」



「じゃあなんで神の洗脳を受けなかったの?」



「いやぁ〜洗脳されなかったわけじゃなくて、神の所から追放されちゃったんだよな、弱すぎて、それでここに封印されてたってわけ!」




情けない事を笑顔で言ってくるアスモデウスに頭が痛くなり額を抑えるエマ。


しかし脳裏に何か引っかかり、その何かを探すため、思考の海に沈む。



不意にその何かに気づき彼に問いかける。


「………ねぇ、あんた、女性の経験人数に応じて強くなるって言ってたわよね?」



「う、うん」



「それって人間も対象内なの?」



「え、そ、そういやどうなんだろ、した事ないからわかんない」



「もし、そうなんだとしたら……あんた私とキスした時………興奮したの?」



「え?!!?!な、何故それを!?!!?き、君みたいな美少女とキス、しかもファーストキスって聞いて滅茶苦茶興奮しました!!は!?しまった正直に全て言ってしまった!!」


そんな会話の応酬で自身にアスモデウスが興奮した事を突き止めるエマ。



少し小悪魔気味な微笑を携えながら、アスモデウスに擦り寄りながら囁く。


「へぇ〜興奮してくれたんだ、まぁ、私もさっき助けてもらったからあなたに惚れたかも♡」



「え!!?ま、まじ?!!?」



「まじまじ♡」



「じゃ、じゃあここであ、愛し合っちゃう?」


「ダーメ、帰ってからゆっくりやろ♡」


甘く囁いてくるエマに心臓を撃ち抜かれるアスモデウス。


「わ、わかった!す、すぐ帰ろう!!」


早口にそう言い、彼女をお姫様抱っこで抱え、目にも止まらぬ速さで駆け抜け始めた。





◆◆◆◆◆◆◆◆◆





遺跡をでたら、もうすでに満天の星空が広がっており、すでに外は夜のようだ。


エマとの甘い約束とお姫様抱っこで抱えている彼女の感触に興奮し続けるアスモデウス。


エマが行きに数時間かけた道を数分で走りきる、彼女の指示に従い、エマの家に到着する。



「え、えっと下ろして♡」



「あ、ああ!!」


優しく下ろすアスモデウス、鍵を取り出し、ドアを開け中に入っていくエマ、彼女に続けて入っていく男、アスモデウス。


入るや否やこんな事を言ってくるエマ。



「きょ、今日はもう疲れたから一緒に風呂入って、ね、寝よ♡」



上目遣いに頬を染めながらこんな事を言われたら男が我慢できるわけがない。



「あ、ああ!!いいよ!」



二人はそのまま風呂に直行、服を脱ぎ始めるが、彼女は赤面しながらこんな事を言い出す。


「ね、ねぇ、脱がせっこしない♡」


もちろん秒速で首を縦に降るエロガッパ、アスモデウス。


「じ、じゃあお願い♡」



「じゃあ、腕あげて」



「うん………」



指示通りに腕を上げるエマ、そんな彼女の上着を遠慮なく脱がし、次に下のズボンも下ろす、露わになった彼女のブラジャーとパンツをガン見するアスモデウス。



「み、見過ぎだって、は、恥ずかしい♡」


「だって綺麗なんだもん」


「も、もう〜仕方ないな〜♡」



「あ、あのさ今度は俺を脱がせてよ」



「わかった、よっ……」


そう言いアスモデウスの上下ともに脱がせるエマ。



「よし、じゃあ次は下着だな」



「うん、同時に脱がそ♡」



「「よっ……と」」



お互いに裸体を晒しあう二人


「じゃあ、入ろっか?」



「わ、わかった!」



浴室に入っていく二人。


アスモデウスを座らせ、こんな事を言い出すエマ。



「背中流してあげる♡」



「よ、よろしく頼む」


エマは遠慮なく背中に石鹸をつけた後、自身の豊満な胸でこすり始める。


「どう?気持ちいいかな……♡」



「滅茶苦茶気持ちいいよ!!」



惜しみない賞賛をあげるアスモデウス、気を良くしたエマは洗うのを続ける。



「ああ〜めっちゃいいよ〜」




「ね、ねぇ、そんな気持ちいいんだ………♡」



「ああ!まるで天国!!」




「も、もう、そんなこと言う口は塞いじゃお♡」



「「ん………」」


熱い口づけを交わし合う二人。


口を離して質問するアスモデウス。


「そ、そろそろ、湯船入る?」



「入る♡」




温水で泡を注ぎ、湯船で体をあっためたら、風呂を出る二人。


バスローブ姿で寝室に入り、エマは仰向きにベットに転がり、その上からアスモデウスは覆いかぶさる。


「ほ、本当にいいんだな?」



「………一つ条件がある」



「………な、何?」



「エマって呼んで♡」



「ッッッッッッッッエマ!!」



「あんっ♡」



抱きついて愛し合う二人、朝までその部屋が静かになることはなかった。




叡智文かくの超楽しい。

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