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シスターシスター  作者: 冬兎
4/10

4.説明回は序盤の悪友

なんやかんや続きの書けることに

少しばかり驚いているフユさんです

行き当たりばったりで中二病こじらすのも卒業していた

つもりでも、そんなことはなかったようで

とうに中学生をやめた心には複雑な何かが渦巻いています

「そろそろ本題を教えてくれてもいいんじゃないか」


部長についていくこと30分、さすがに目的地も教えずに

付いて行かされるのに痺れを切らし質問する。


「わかっていることを聞きただすのは無粋よ。それとも、着いてからの、お・た・の・し・み、とでも言ってほしかった?」


と、適当にはぐらかされた。こんな雑にいなされて、何の追及もできないあたり

どれだけ嫌っても、信頼してないわけではないんだ。と自覚させられ嫌になる。


軽口がちょこちょこ、あった以外、特段会話もなく、もう30分歩き続け

目的地に着いた。


人類外知的生命体対応所。

外装は特段変わったところはないが、この建物の機能は特異と言って差し支えないだろう。


人ではない知能を持った生物のための市役所兼ハロワ兼裁判所兼……。

まぁ、人外のための総合行政機関だ。

三年ほど前までは人間と同じ場所、同じ仕様で対応してきたのだが

人間との差や、人でない者たちのあまりの多さに対応が追い付かず、いざこざがあり

別にあった機関を行政機関として作り替えたのがこの施設だ。


今は、まぁ、そんなことはどうでもいい。

問題はなぜここに連れてきたのかだ。

一応いっておくが俺は決して人外ではない。人類と人類の間に生まれた列記とした人類だ

このことは部長も理解しているはず。

つまり、ここに用があるのはもう一人の方。


「部長は人外だったのか」

「どうして、そうなるのよ!!」


食い気味で否定してきた。

それならいよいよ、なんの為に人外用市役所なんかに。


「ボケるのもいい加減になさい。君が言った通りこれから仕事なのよ。

私は案内だけだけどね」


そう簡単に現実逃避もさせてもらえないらしい。

嫌な世の中になったものだ。


中に入る。

外装同様、内装もこれと言って、おかしな物はないし、よくある市役所といった感じだ。

いろんな窓口をたらい回しにされそうな嫌なイメージを、そのまま投影したいつもの仕事場。ほんと来たくない場所である。

こっちこっちと手招きする部長に従って二階、三階と階段を上っていく。

四階まで来て、ある部署の前間で案内される。


そこには簡素に特務課とだけ書かれた札が釣り下がっていた。


必要な説明をいかに退屈させず

いかにかっこよく魅せるかって悩ますよね

だから多少汚い説明でも問題ないよね

免罪符になるよね

うん



すみません。これが限界でした。

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