1.無意味にも意味を見出す、それが人類の基本だろう?
久々の見切り駄文量産家フユさんです
なんとなく、取っておいたメモを
どうせなら一緒くたにしろと
夜中の1時に思い立ち
また黒を描き始めました
決して途中で切ることは無いはずなので
更新なくても気長にどうぞお願いします
プロローグ
静謐な世界で響き続ける肉を断つ音。
夜闇の群青が照らす真紅は鮮やかに空間を染め弾ける。
2つの人影が交錯する度に青が赤に変わり赤は青に変わる。
ぶつかり合う双方に本能すらもなく、ひたすらの無辜が引き裂き圧し潰し噛み砕く。
しかして物語は、否、大抵の事柄は何かしらによって終わりを迎えるものである。
それがたとえ彼の様な理性の獣達でさえ終を、引きを弁える。
夜闇の群青が解け淡い光が窓に漏れ出した頃、片方は手足の止め方を思い出したかの様に静止し、もう片方もつられて止まる。
そして、2つは、光に飲まれ、影へと駆け出す。宛てもなく、ただ黒を求めて。
一筋、銀線を黒炭へ、塵へ、無へ
そして、その空間から何もなくなり白へと帰る。
これは物語。
誰にだって1つや2つあるはずの語り事。
悲劇でも喜劇でも楽劇でも歌劇でもない。
では、始めるとしよう彼女らの噺事を。
悲劇の朝
それは産み落とされ忌み堕とされる。
それは物語。
深海へと沈む体は悲鳴をあげる。
耐えきれなくなった物から順に砕けては消え弾けては消えた。
痛くても苦しくても体は決して足掻こうとも抗おうともせず、ただ消失を待つ。
それが一番の、唯一の道であると決めつけるかのように指の一本すら動かない。
そして、それは、いなくなる。
それが物語
数多の中にある彼だけの物語
消す為に必要な御伽噺
意味深とか
それっぽいとかって書いてて楽しいじゃん?
そりゃもう、厨二に戻れて最高じゃん?
誤字とかあったらすいません