方向性
Ryo Fukui - My Favorite Tune
を 聴きながら
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今の物語詩の方向性では全くないのですけれど、いつか進もうと思っている方向性(今も温めている)ものがあって
……けれど、その方向性は、今の私では全く無理なのです。
……過去では、……ほんの少しやってみた方向性ではあるのですけれど、あまりにも私には向かなくて全然深められなかったのです、
もともと、太宰治が好きなので、……そういう方向性は、挑戦してみたいのですけれど、まだ全然、纏め方がうまくいかない……ぶれるのですよ 難しい
……それに、系統が全く違うのかな、今考えると
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……たとえば、
『コーダ』
雀の糞に塗りたくられたフライトは薄い磨硝子の向こう
、
ねむってしまったよ
潰れた屑は張り裂けた胸の奥にしずんでいく
澱んだ色の太陽が弾け飛んだ時
喉を裂いた 、
温度の無い画面の向こうでひしゃげた嘗て自由だったもの
口を開けろよ
喉を裂いてやるから
足の指で演奏をしている
繊細な音
流れるように緩やかに続く
背骨の骨がきしみ
躍動する
羽
きしんだなめらかな筋肉を
ぼくはうとましく
音は
白い 、まま
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が、一番近い方向といえばそうなのかな……難しい
詩って、本当に難しい媒体だって思います