糖質オフ 脂肪ゼロ
気分転換に書きました
よかったら
「好きです!」
告白。目の前には学校のマドンナ。僕の心臓ははち切れんばかりに脈打っていた。手先や足先の感覚が徐々になくなっていって現実感が失われていく。まっすぐ立っていないのかスカートがゆらゆら揺れた。
「どうして? 罰ゲーム?」
その言葉と共にマドンナの表情はほとんど泣きそうになっていた。
「いや……あの……一目惚れ」
どうして、罰ゲームなんて野暮な質問だ。
僕は思った事を言葉にしてしまったのを少し後悔した。
でもこんなにも美しくてキレイな人間の告白を二つ返事で受け入れないなんてどうかしてる。お高く止まりやがって。
「……いいよ、付き合っても」
「本当に?! やったっ、やったー!」
告白の返事を言った瞬間、マドンナは飛び上がって喜んだ。
僕は親友に自慢げに話す。
「いきなり目の前にマドンナが現れてさ、好きですって」
「おぉ! でもなんで? お前なの」
「気になって僕もどうして? 罰ゲーム? って聞いたんだけどマドンナ泣きそうになってさ、でも一目惚れって言われた時はそんな事聞くんじゃなかったって後悔したよ、あんなに美しくてキレイな女の子から告白されて二つ返事で受け入れないなんて、自分をお高く止まりやがってって責めたね」
「それで? それで?」
「付き合おうって言ったよ」
「さすが……マドンナと僕っ娘イケメン女子の百合カップル誕生か」
「百合言うな……もう来たから行くよ」
僕は学校のマドンナの所へ駆ける。ふと思いついて僕は親友の方へ振り返る。
「君だって女番長でその筋からイケメン扱いされてるよ」
結構、綱渡りです(*'ω'*)