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山川江湖  作者: 風筆不才
4/5

陽の奥

荒山とは言え当然、夏もあれば冬もある。


夏は太陽が近く暑さは異常なほどで、冬は毎日のように雪が降り続いている。


こんな気候でも五人は必要なとき以外は下山せず十年が経とうとしていた。


かつて洞窟のあったすぐそばに家を建て五人は武芸に励み暮らしていた。


林英の娘の風芙はかつての林英似たかわいらしい面影がある。


「兄さんっ、法兄さん」


風芙は家がある場所から少し降った場所にいる張法を呼んでいる。


風難通に弟子入りした張法はその後風難通と林英から古書派の武芸を学んだ、もともと聡明な張法はすでに古書派の武芸の九割を自分のものにしていた。


「師妹!!」


言うなり軽功を駆使し一飛びで風芙のもとまで来てしまった。


「父様と母様が呼んでいるわよ

 何か重要な話があるらしいけど、もしかして『孫子剣法』を教えてもらえるんじゃない?」


「孫子剣法」とは八つの型からなるもので兵法の基本から作られた剣法である、これを伝授されると独り立ちを許される剣法でもある。


「そんなことないよ、あれを教わるにはまだ早すぎるよ」


「そう?

 さっきも立派な軽功を見せてもらったけど?」


「茶化さないでくれよ、まだまだ師娘の足元にも及ばないよ」


「母様の軽功は修行中にある道士様から教わったもので古書派のものじゃないから比べるべきじゃないわよ」


風芙は笑顔を絶やさず張法と話しているが張法の方は気にしていないという素振りである。


そんなたわいもない話をしながら二人は風難通のもとへ向かっていった。


(重要な話があると師妹が言っていたけど、まさかほんとに孫子剣法か?

 そうだったらうれしいけど山を降りるのは少し寂しいような・・・)





「師父!!」


張法は風難通にいつもどうりの挨拶を済ませた。


そこには風難通と林英、風飛備もいた。


「お前が弟子入りしてからもう十年経つ

 法の才能には本当に驚かされる十年ここまでの域に達するとはな

 お前にはこれから『孫子剣法』を教える。

 これがどうゆうことかわかるな?」


「はい

 しかし師父、孫子剣法が奥義にたっせれば独り立ちをしなければなりません

 私はまだ師父や師娘にいろいろと教えてほしいことがあります。」


「法、お前は私たちの子同然だ

 私もお前が離れるのは寂しい

 しかしお前には山を降りていろいろなものを見てきたほうがいい

 それにことは古書派に関わること下山の際に関惇のところに行ってもらう。」


「わかりました。

 本派の恥にならぬよう精進したいと思います。」


張法は風難通、林英たちと離れたくなかったが門派の大事とあっては断れない。


これより張法は古書派秘伝の剣法「孫子剣法」を学んでいく。

自分で言うのもなんですが、読みづらいです


精進せねば!!

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