Ⅱ∮女教皇の原罪
信じられなかったから
嘘をついて
誤魔化したくて
信じたかったけど
信じる自信が無かったから
巧みに言葉を積み上げて
貴方の心を抉りに行く
差し出される真実を受け容れ、る
フリさえしないで拒んでみた
そして そして
後悔するまで打ち込んで送る
“貴方はきっと素敵な誰かに出逢う”
私が私を信じられないと
分かりきった真実を支えにして
貴方が私を諦めた瞬間
罪の運命が揺らがずに待っていることだろう
私を信じる貴方を
信じられなかった私に授けられる
空虚な時間
“真実は優しいか”