乱入者
乱入者
「儂に謁見願いだと?」
「はい、その通りでございます」
「また、急にか・・・」
「そのようで」
とある城のとある魔王城のとある王の間で、一人の小柄な女の子と見るからにメタボ気味な中年オヤジオーラ全開の男がいました。
普通ならメタボ野郎が玉座で美少女が膝をついているのでしょう
「なんか説明に悪意を感じるのですが・・・」
「合ってるじゃないか。」
「最近はへっこんできたんですが」
一人落ち込むメタボ男通称メミオ(めっちゃ太っているけど認めようとしないダサいおっさん)
「なんですかメミオって、マダオを真似しようとして残念な名前になっちゃってるじゃないですか」
「おいおい、メミオじゃなくてメダオ(めっちゃ太ってるダサイおっさん)だろ」
「そっちの方がおかしいからな!!」
王の間ではツッコミの横行が繰り広げられている
その美少女は現魔王でありあまり出ないがサタンという名前である、そしてメミオは「やめろよ!!」「だからメダオだって!!」「そっちじゃねえよ!!」外野がうるさいな「そっちが外野、こっちが内野だよ」まあいい、そのメミオの名前は……まぁいいや
「だれかナレーター交代して!!」
「こら、ナレーターとか使うな馬鹿者が!!」
「なんだとこの野郎!!」
一行に話が進みませんね
「で?誰なんだ儂と謁見をしたいと言っておるのは」
「それがですね・・・」
ようやく魔王と大臣の罵りあいが終わり一段落ついたことにようやく本題に入った
「いいにくいのですが・・・」
大臣ことメフィストフェレスが言おうとした時と同時に王の間の扉が吹っ飛ぶ
効果音にするとドカーンという感じだ
「やいやい、魔王貴様何時間俺様を待たせるつもりだ!!」
「なんでも自称勇者と名乗る輩が来ているみたいで」
「もう来とるがな・・・」
玉座に座っていた魔王は薄めで破壊された扉を見る
そこには20歳くらいの黒髪の男が立っていた
「なんじゃ、人様の部屋に侵入したらまず名前を言うようにお母さんから言われてないのか」
「んなこと言わないですよ」
「そうだったな、俺様としたことが母ちゃんの言いつけを忘れるなんてどうかしてたぜ」
「あるんかい!!」
魔王と自称勇者はまるで当たり前のように自己紹介を始める
そんな二人に大声でツッコミをいれる大臣、彼は以外に常識人であった
「魔王様、扉を爆破されたんですよ?もっと違う言葉があるでしょう?」
「そうだったな、おい自称勇者」
「なんだ」
「・・・修理代は請求させてもらうぞ」
「ちげーよ!!そんな生ぬるいことじゃないんですよ」
「そ、そんな」
「テメーもなんでそんなにショック受けてんだよ、爆弾買う金があるんなら修理代くらい払えるだろうが!!」
魔王の言葉に膝をついてダメージを受ける自称勇者
扉を爆発してまで乗り込んできた男は魔王の修理代と言う言葉で戦闘不能になった
「で、何のようなんだ?」
「そ、そうだ。おい魔王貴様の悪行もこれまでだ!!」
まっすぐと自称勇者は指をさす・・・大臣のほうを
「おい、魔王は儂だ」
「なんだと!!」
目を見開きあまりの驚きのあまり口をあんぐりとあける
「この男の愛人では…「「ぶっ殺されたいか!!」」冗談だよ、冗談」
「今回だけは許してやろう、で?何用だ」
「聞いて驚くな」
さっきとは打って変わり一瞬にして先ほど登場したときのようになった男は
「貴様たちが幼い女児を誘拐しあらぬことか、メイド服を着せたり泣き叫ぶ女児の口を塞ぎ虐待さらにはSMプレイさいごにはformation」
「なんで最後の言葉だけ言葉を変える」
「最後にはちょ、調教とは・・・」
「・・・なんか話が大事になってね?」
「そうですね」
先ほどの言葉に顔を赤らめて答えている自称勇者をようやく理解した二人は頭を抱える