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「魔王様秘伝評判を取り戻そう」

誤字脱字それに感想などありましたらどんどんいっていただけるとうれしいです


・「魔王様秘伝評判を取り戻そう」



「セバスチャン・・・」


「何故そんな深刻そうな表情で私の名前をセバスチャンにするんですか・・・」


「我々は無力だった」


「無視ですか・・・」


政務室の椅子には深刻そうな顔をした魔王リリスが机で手をくみその前ではセバスチャンことメフィストフェレスが神妙な顔つきで魔王様を見ている


「一週間私は自分の汚名を晴らすために色々頑張ったんだ、なのにやることやること裏目に出てしまった・・・」


「そうですね・・・魔王城一人マラソンを突然始めたのは何故ですか?」


「汚名を塗りつぶすためだ、スポーツをすればみんな褒めてくれるから・・・」


「やるのはいいんですが、一周も回れずぶっ倒れたせいで逆に運動神経ゼロをみなにばらしてしまいましたが・・・」


「・・・料理は成功だった・・・じゃないか」


「ええ、みんな苦しそうに食べてましたね・・・」


「み、みんなあんなにおいしそうに食べてじゃないか!!」


「ええ、まるでゴキブリの大群を見たときのような気持ちだったと言っていましたね・・・」


魔王様は頭を抑えてどうしよ~とさらに嘆く


「我々の作戦は惜しくもみなに受け入れられなかった・・・」


「やったのは魔王様だけです、私も混ぜないでいただきたい」


「さて次はどうするか・・・」


「まだやるんですか」


「あたりまえだ、このまま魔王が汚名をかぶったままなのは我慢ならん!!」


「・・・魔王、ね」


おいセバスチャン、何故そんな飽きれた顔向けるのだ


「ま、まぁいい今回はこの本「魔王様秘伝評判を取り戻そう」に書いてある内容を参考にしてみようと思う!!」


「諦めが肝心だと俺は思いますがねって泣かないでくださいよ」


「な、泣いておらん」


目にゴミが入っただけなんだ、私は魔王なんだ泣いてなんか・・・グス


「ハ~解りました、頑張りましょう」





「魔王様秘伝評判を取り戻そう」


第一章:魔王は強さの象徴であり偉大な魔の頂点に立つ存在です、けっして運動神経が悪く魔力が皆無でロリで小さくてはいけません


「・・・」


「いけないんですって魔王様」


「う、うるさい」


だけど、もしそんな哀れでかわいそうな魔王がいた場合は第一章を読むことをおすすめします


「よかったじゃないですかこれで日頃にコンプレックスから開放されるかもしれませんよ?」


「コンプレックスなどない!!」


解決策は一つしかありません、それは


「それは?」


それは


「はやく読んでくれ!!」


魔王辞任です、無駄なことは止めましょう


「魔王様、本を破いてはいけません」


「頼む、この本を破かせてくれーー」


涙目な魔王様


「そ、それにまだ他の章もあることですし・・・」


「そ、そうだな」


第二章:もし周りの者たちの自分魔王に対する評判が下がった場合 (最悪になった場合)にこの第二章を読むことをおすすめします、これさえ読めばあなたはたちまち周りのものから讃えられる存在になるでしょう


「これ!!これいいんじゃない?」


「そうですね、今の俺たちの状況にピッタリです」


「さあさあ続き読んでよ」


ですがこれを読んだ魔王様はいつもの魔王さまではなくなります。そこを注意しながら読んでください


「な、なんか秘伝の書っぽいね」


「名前が魔王様秘伝ですから・・・」


「でもなんだか怖いね」


魔王様は両手を方に置きながらいった。かすかに緊張の顔が見られる


土下座をしながら辞任しなさい!!


「魔王様、本を踏み潰してはいけません」


「こ、こいつは二度も儂を愚弄した、何?讃えられるって魔王やめたから讃えられるの?何?魔王様ではなくなります?当たり前だよ辞めるんだから!!」


「それに讃えられるの部分はたぶん土下座をしながら辞任表明をしたことで土下座の魔王と讃えられるってことだと思うが・・・やってみるか?」


「やるがボケーー」


魔王様はまたも「魔王様秘伝評判を取り戻そう(笑)」を破こうと本の端と端をもつ


「まぁまぁすこし落ち着いてください」


興奮気味の魔王様をメフィストフェレスが静める


「もうこの本は使えん!!別のを方法を探す」


「あ、あと一章あるじゃないですか・・・それにかけましょうよ」


残るページはあと一枚


「・・・これで最後だぞ」


「了解です」


第三章:さてこれでこの本を読んだすべての魔王は皆の魔王に対する評価はずいぶんと上がったことでしょう


「あがらねえよ」


さてこのページを開いたということはまだ辞任してない馬鹿な魔王がいることになります・・・(早く辞任でもなんでもしやがれ)


「何この本!?魔王を辞任させるのが目的なの!?この作者心の中の声まで本に書いちゃってるよ!?」


そんな魔王にとっておき!!きちんとした辞任の仕方を


「って、最後まで辞任の話じゃねえかーーー!!」


ビリビリ (魔王が本を破いた音)


「っく、こんな馬鹿な本を書いた作者は誰だ!!もしまだ生きてたらそのまま儂がクククク」


魔王は破り捨てた本の表紙を見る、そこにはこうかかれていた


「魔王様秘伝評判を取り戻そう(笑)」 作者 メフィストフェレス


「・・・」


魔王は部屋を見渡す・・・セバスチャンの姿はいつの間にか政務室から消えていた


「セバスチャン・・・生きて帰れると・・・思うなよフフフ」


 



「まずいな」


カイネルは廊下を歩きながら魔王様について考えている


「少しからかっただけなんだが・・・まぁ噂は時期になくなるだろうが」


カイネルば別に魔王の事を信頼や軽蔑をしている分けではない

この前はつい魔王の泣き顔を見てついちょっとイジメたくなってしまったのだ


「まぁでも魔王様が悪評だとなにかと不便だ・・・ここは私も一肌脱ぐか」


魔王の働いている政務室の扉の前に立つ


トントン「失礼しま・・・」


これは・・・私はどうすればいい


目の前には何故か政務室にはない少し大きな丸太があったそして


「メフィストフェレス殿・・・何故縛られているのですか」


目の前にはカイネルの次に偉い大臣メフィストフェレスが丸太に縛られていた・・・裸で

その前には何故か鞭をもった魔王様がニヤけた顔で今は表情を変えて真っ青な顔で立っていた


「SMプレイ・・・失礼しました、まさかお取り込み中とは思わなくて」


カイネルは政務室のドアを閉め急いでその場を離れた


ど、どうしよう・・・二回も二人の変態行動を見ちゃったよ~

政務室に取り残された二人はただただ呆然とするしかなかったという


それから魔王城では魔王と大臣がSMプレイに目覚めたという噂が流れたという




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