だれが変態魔王だー
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だれが変態魔王だー
「おい、セバスチャン!!」
「なんですか魔王様」
「メイドがほしいな」
「はぁ?」
突然政務室の椅子に座っていた魔王リリスは真剣な顔つきでセバスチャンことメフィストフェレスにいい始めた
「メイドならいるはずですが・・・」
「いる?」
「はい、おります」
「バカもん!!あれはメイドではなくただのエプロンのおばさんじゃ!!」
「・・・・で?」
「萌系のかわいいメイドさんがほしい」
「突然ですねまぁいいでしょう、ちょっとまっていてください」
メフィストフェレスはそう言うと政務室をでていった
「む?今日はどうしたんじゃ、儂の言うことを聞いてくれるとは」
それから10分ほどしてメフィストフェレスは政務室にもどってきた
「さて、どうだった?かわいいメイドさんは見つかったか?」
「ええ」
そう言うとメフィストフェレスはメイド服を魔王にさしだしてきた
「これは?」
「メイド服です」
「ほぅ、で?メイドさんは」
「私の目の、ぐふ」
「わ、儂にこのようなものを履けというか!!」
「あんたがいいますか!!」
「た、ただ儂はちょっとメイドさんをFormationしたいだけじゃ」
「おい、なんで今の重要な言葉だけ別の国の言葉にした!!」
「花も恥じらう乙女にそのような言葉を使わせようとするな!!」
「どんな意味なんですか」
「調教じゃ」
「なんでそんな外国の言葉しってんですか!?」
「一般教養です」
「ちがいます」
もし今の会話が聞かれていたとしよう、魔王城ではその日のうちにメイドはメフィストフェレスに近づくなという常識ができてしまったらしい
「おい変態魔王、きさまどれだけ私の評判をさげたら気が済む!!」
「ふん!!もともといい評判はなかったわ」
そして魔王もメフィストフェレスによってFormation(調教)されたという噂が・・・
「セバスチャン貴様ーーーー」
「あなたのせいですーーー」
前回魔王は魔王城にすむ魔族すべてにメフィストフェレスの手によってFormationされたかわいそうな魔王と認知されてしまった
それから魔王は
「おい、カイネルちょっといいか?」
大臣の一人で女のカイネルに魔王は聞きたいことがあり廊下でカイネルに話しかけた
「ん?ああ変態魔王様どうかなさいましたか?・・・固まらないでくださいじゃまです」
まるで汚物を見るような目で魔王を見てくるカイネル
そしてその視線に耐えきれなくなった魔王は後ろを向き目の水を手で拭きながら逃げた
「あ、冗談だたのに」
「魔王様どうしたんですか?そんな死んだような目で」
「どうしたセバスチャンそんな死んだような目で」
政務室にもどるとめが死んだような目で魔王を待っていた
「いやね、あの事件以来私は何故かメイドさんたちに避けられるんですよ、それもさっきも25」
「25歳のメイドさんに避けられたか・・・ひさんだな」
「いいえ、25年も魔王城に務めている年配のおばさんにも避けられました」
「・・・最悪だな」
「貴様のせいでーー」
「おい、セバスチャン儂もそうじゃぞ」
「なに?」
「ついさっきカイネルに変態魔王と言われたばかりじゃ」
「・・・・」
2人は青い空を死んだような目で見つめている
「そうじゃ、どうやって儂の汚名を晴らすか考えねば」
「いや、そこは儂らで!!」
「貴様なんぞしらん!!」
「そこをなんとか」
「まぁいいじゃろう、たしか【魔王様秘伝評判を取り戻そう】という本があったはずじゃが・・・」
「なんですか、そのいかにも怪しげな本は・・・」
魔王は政務室にある本棚を見上げた
「お?あれか、おいセバスチャン悪いがあの一番上の本とってくれ」
「ん?あれは私でもとれませんよ」
「ん~、じゃあ肩車してくれ」
「肩車ですか、まぁいいですが」
そう言うとメフィストフェレスは頭をさげて魔王の股に頭をいれようとした時に
ガチャ
「失礼します魔王さ・・・・」
今の状態を説明しよう、政務室に入ってきたのはカイネル、その目の前では魔王が股を開きメフィストフェレスがそこに頭を入れようとしている所だ。
傍から見ればどうだろう
「すいませんお取り込み中とは・・・でも噂が本当だったとはね・・・」
失礼しましたとカイネルが扉をしめ出て行く、のこった魔王とメフィストフェレスは
「・・・・・ホントどうしよう・・・・」
「泣いてもいいでしょうか・・・・」
その日魔王城では大臣であるカイネルが2人の変態ぶりをみたと信憑性が高い噂がながれ、2人は修復不可能なほどの汚名をかぶってしまった
「今日は同罪ってことで・・・」
「儂も反省しとる・・・」
政務室で落ち込む2人の顔があったとか・・・