ユニーク1000記念『イリアのバレンタイン!』《前編》
後半がもう意味不ですw
【ILIA,Side】
「ばれん……たい…ん?」
「あぁ、コッチにはバレンタインの習慣がないのか……」
う~何よ!勝ち誇った顔しちゃってさ!
そっちの世界の文化なんて私が知ってるわけないじゃない!
「それで!一体!どんなモノなの!」
「ん?あぁ、簡単に言うと〈決まった日に好きな異性にお菓子を渡して好きですって言う行事〉だよ
あっ因にお菓子ってのは基本的にチョコでさらに仲の良い異性に対しての義理チョコってのもある」
「へ~」
……って私にその話をするってことは
もしかして…
「欲しいの…?チョコ」
「なっ!…んんんnな分けないだろ!!
このアホ電波!」
なっ
「電波じゃないってば~!……ってどこ行くのよ!!
アキト!」
あぁ行っちゃった……
全くアキトは素直じゃないわねぇ
まぁいいわ!アキトのために最ッ高のチョコレートを作ってあげようじゃないの…!!
もっもちろん義理よ!義理!!
……でもチョコって……………どうやって作るのかしら…?
まぁいいや。
とりあえず厨房に行きましょう!
先ずはそれからよ!
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「ひ…姫様!!お待ちください!
国王から厨房には姫様を入れないようにとの命が……!」
「五月蝿いわね!
良いから出て行きなさい!許可なら後で取るわよ」
――ギギィッバタンッ!
「な…!お待ちください!
姫様!姫様待ってください!いやマジで!!
本当にヤバイから!姫様~!!」
「ふぅ…全く五月蝿かったわ」
よし!じゃぁ早速作りましょう!!
なんか丁度お菓子作る用意見たいのされてるし
本まであるし
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A『おい!どうする?姫様が厨房に入っちまったぞ』
B『くそっ!このままじゃ<電波な地獄>が再来するぞ!!』
C『今回の被害者は誰なのかしら?』
B『やはり国王様じゃないのか?』
A『いいえ、おそらく今回の被害者は
……アキト様だ』
C『勇者様ね…なるほど
確かに今回の件は勇者様が原因でしょうからね』
B『まさか「チョコケーキ(バター多め)が食べたい」なんて言い出すとは…』
A『きっと俺達に言う前に姫様に話したんだろうな』
――ドッカーン!!
『『『あぁ!!もうおしまいだ(よ)!!!』』』
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「あら?また鍋が勝手に爆発しちゃった
どうしてだろう?」
まぁいいわ後で三人には謝っておきましょう
仕様がないからまた初めから作りましょう!
よし!頑張るわよ!
「えっと…まずは<チョコレートを小さく刻みます>っと」
――ドンッドゴッバキッ
よしっ!
「次は…<ボウルに刻んだチョコレートを入れ、そこに沸騰させた生クリームを少しずつ加えながら、泡だて器で混ぜていきます。溶けにくい場合は、45℃のお湯で湯せんにかけながらでも、混ぜていきましょう>………まぁなんとかなるでしょう!」
――びちゃ、べちょっぐちゃっ
なんか飛散っちゃった…
「よし次!<チョコと生クリームがしっかり混ぜ合わさった後、グランマルニエ(リキュール)を加えてさらに、混ぜ合わせます。>…ね
お酒だけじゃつまらないしいろいろ入れちゃいましょう
きっとその方がおいしいわ!」
――ボコッブクゴポッ
「もう少しで完成ね<バットにラップを敷いておき、そこに生クリームとグランマルニエ(リキュール)が混ざり合ったチョコレートを流し込み、で2~3時間くらい冷やして固めます。>か
よし!魔法で一気にやっちゃいましょう
えいっ!」
――カキンッ
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A『なぁ、さっきから明らかに料理で発せられるはずのない音がしてるんだが』
B『いや?俺には全然聞こえないけど?ハッハッハッ』
C『ちょっとボランしっかりしなさい!現実を見るのよ!!』
『おいおいチェルシー俺はなんともないぞ?』
A『チェルシー、もうボランを休ませてやれ
疲れてるんだよ』
『でもアラン……!』
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まぁなんとかなりそうね
「最後は……<バットから出し、好きな形・大きさに切り分け、ココアをまぶして出来上がりです。
>か勿論オリジナルの形よね、やっぱり」
「完成~!」
よし、後とはコレをアキトに渡すだけね
――ギギッ
『『『姫様!!!』』』
「なっ何よそんなに慌てて」
『厨房は?厨房は無事ですか!?』
あっ謝っておかなきゃ
「ゴメンナサイ鍋を13個爆発させちゃったわ
あ、あと汚しちゃったかも…」
『なっ!』
『う……嘘だろ!?』
『姫様が鍋を壊しただけ?』
「何よその言い方!」
『『『あっすみませんでした』』』
「まぁいいや
今は忙しいからお説教はまた今度ネ!」
早くアキトに渡しに行きましょう
「アキト様なら中庭ですよ」
「そうなんだ
ありがとうチェルシー」
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・
あっいた!
「アキt…「させませんよ……じゃじゃ馬娘……!」」
えっ?
「エ…エレナ…?
どうして貴女が……!」
「じゃじゃ馬、それを彼に渡すことだけは絶対に許さない」
なっ
「どう…して……?
私はただ彼にチョコを……!」
「ただのチョコなら構いません
でもそれは貴女の手作りでしょう?」
「何よ!まるでそれじゃ私のチョコが毒みたいじゃない」
「その通りですよ」
ひっ酷い!
「お~い
さっきからそこで何騒いでんだ?」
「「あっアキト(様)!」」
「アキト様、来てはなりません」
「アキト、これ作ったの!」
「ん?何、チョコ?」
「そうよ!わざわざ作ってあげたんだから感謝しなさい!」
やった!なんとか渡せたわ
「あぁ、ハイハイ一応貰うよ」
「早く食べなさい」
早く早く
「はいはい」
「なっアキト様それを食べてはダメです!」
「えっ?」モグモグ
美味しいに決まってるけど
「ねぇ、美味しい?」
「ん~そうd…なっ!ウッ(なんだ…コレ?)」
あっあれ?
「ど…どうしたの?」
「アッアキト様!?」
「いや、あれ?なんだこれ?毒?つかもう限界?」
なぁ!
「違うわよ、チョコレートです!」
「アキト様限界って!?」
「取り敢えず
……<破壊力的な意味で>最…高………だった…ぜ…?
お前の……チョ……コ」
「アキト?」
あっあれ?
「だから……言ったのに……!」
そ、そんな!!
「ア…アキト……?
アキト―――――!!!!」
~Fin~
もし気が向いたら後半も修正しますww