第四話 うわぁ…やっちゃったよ……
ノルマクリア
キタ━(゜∀゜)━!!
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やっちゃたよ
あのことは誰にも言わないことにしてたんだけどなぁ……異世界に呼ばれて無意識の内に気が緩んでいたのか?
それになんだか元の世界で『覇王』になってからずっと感じていた違和感がこっちに来てから無くなってるし
もしかして何か関係あるのか?
……って考え込んでも答えはでないよな
まぁいいさオレ≒覇王ってことは紛れもない真実なんだ
それならオレは
「覇王として己の覇道を突き進むだけさ」
「ねぇ、その覇王って一体何なの?」
よし!世界が変わったからってオレ自身の生き方を変える必要は無いからな
ってかむしろこっちの世界のほうが覇王としては進みやすいような気がするしな
けど取り敢えずは国王との挨拶も済んだし、呼ばれか理由もハッキリしたし……
寝たいな
って考え込んじまったな
これからどうするのかイ……電波さんに確認しなくちゃな
「なぁ電波さん、オレはこれからどうすればいい……って」
あの娘なんで泣いてんの!?
……!もしかしてアレか?
オレに話かけてたのにオレは考えこんでたから聞こえなくて
それを無視されてると勘違いして泣き出したとか?
「……っぐす…」
ったく
どんだけ寂しがりやなんだよ
「泣くなって、悪かったよちょっと考え込んじゃって聞こえてなかっただけだから
別に無視してたんじゃないんだって」
「……ホント?」
「ホントだよ」
なんかすっげぇデジャブ
つか電波さんのキャラ安定しねぇ
「よかった、嫌われたのかと思っちゃった……っずず」
うっ……ちょっと可愛いじゃねぇか、くそっ
「そんなことねぇよ、安心しな」
「うん、ありがと」
「よし、落ち着いたみたいだし改めて聞くけど
オレはこれからどうすればいいんだ?」
「あっうん…一応今日出来るやっておきたいことはもう無いから用意した部屋で休んでもらって構わないわよ」
「明日もなんかあるのか?」
「うん、魔法関係のこと調べたり、武器関係のこととかね
でもちょっと準備に手間取っちゃてて……」
「そっか、それなら仕様がないな
それじゃぁ今日はもう寝るかな……部屋に案内してくれるか?」
「えぇもちろん、こっちよ」
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「ここよ」
「案内ありがとな、それじゃ、おやすみ………電波さん」
「おやすみなさい………………………………ってだらが電波さんよ!!!
ちょっと!ドアを開けなさい!!」
「五月蝿いなぁ、文句なら明日聞いてやるよ」
「もうっ!覚えてなさい!!」
行ったか
名前忘れたなんて言えないもんなぁ
また泣き出しそうだしな
まぁいいや
取り敢えず今日はもう寝よう、色々あって疲れたしな
………………あっ、電波さんの名前思い出した
そーいやイリアって言ってたな……
いや、でも電波さんのままでいいかその方が反応面白いし
ノルマクリアした自分にちょっと感動しました