表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/3

File:1 プロローグ

ひさびさに書いたので過去に投稿したものと同じく酷いこと(主に筆者の頭)になっていますが生暖かい目で見守って貰えれば幸いです

私立 妖冥ようめい学園高等部

この学園には特殊な学科が存在した

対妖異特殊強化科通称 妖異科よういかその名のとおり妖怪もしくは異形のものを討伐する戦士を育てるために造られた学科であった

西暦2023年突如として妖怪が人の前に現れる

いきなり現れた異形に人々はあっさりと命を奪われるという大量虐殺が世界のあちこちで起きる血の一年間、通称悪夢襲来の始まりであった

異形に対抗するために化学兵器をもちいり超大型の異形を地下に封じ込めることに成功する物の中型と小型の大半を取り逃がす

尚且つ異形の中には兵器による攻撃が効かない物が複数存在する

討伐するためには奴ら自身のもつ特殊能力が最も有効と判明

科学者達は異形の細胞を人に埋め込むことで能力を手にしようと考える

しかし細胞とのシンクロ率が最も高かった被検体は当時15歳まだ子供であった

その後度重なる人体実験の結果細胞に適正があると判断されたのは18以下の子供達ばかり

細胞はまだ成長途中の体にしか適正しなかったのである

実験の結果をもとに政府が出した結論は子供達に細胞を植え付け兵士にするということだった

実験台にされた子供達のおかげで見事に計画は成功し子供達が能力を手にし異形との戦闘を行う

2032年異形の減少により国は本来の動きを取り戻すだが未だに存在する異形と戦うために士官学校 妖冥学園を設立

そして

2047年現在


オレこと亘理わたり こんはいわゆる堕ちこぼれだ

妖冥学園妖異科二年参組所属

成績は学園創立以来の最低ランク

今日も今日とて不毛な日常を繰り返している

「だりぃ」

ポツリと呟いてみるが日常が変わるはずも無く

そして目の前の窮地も変わるわけも無い

『参組の亘理が大型と遭遇!近くの戦闘員は直ちに救助に向かえ!非戦闘員は至急退避!』

そんなに叫ばなくても聞こえるつーの

とりあえず状況を説明しよう

現在オレは大型の化け物に睨まれている

以上

今まさに青春時代どころか人生を終えそうです

化物がオレに向かって腕を振り下ろす

あぁ、死んだなコレ

死ぬ直前に思い起こすことといえば、アホに千円貸しっぱなしだとか漫画の新刊買って無いとかそんなくだらないことだ

できることなら彼女くらい欲しかった

できることなら

藍沢あいざわさん」

オレ的学園一の美女兼友人の双子の姉と付き合いたかった

一度も喋ったこと無いけど

存在すら認識されてるか微妙だけども

フワッ

そうそう今オレと化物の間に割って入った

ポニーテールで黒髪でまつげ長い美人みたいな

西洋の神話とかで出てきそうな剣のミスマッチ具合がまた美人を逆に引き立てて素敵だ

いやー人生の最後に美人が拝めるだなんて

アレか捨て猫(ミケ・♂推定3才)を拾ったから美人の天使が来たのか

ん?割って入った?

「何をぼさっとしている!」

美人が叫ぶ

どうやら本物だったみたいだ

「戦えないなら下がれ!」

いやー、美人は怒っても素敵だ

「こちら、藍沢 はる!大型を発見!今から戦闘を行う!」

美人こと藍沢さんが通信機に怒鳴る

おそらく能力で具現化した剣を構えて化物に向かって斬撃を繰り出す

一発で化物が地に沈む

「大型の討伐に成功、今から帰還する」

今の気持ちを表すとするなら

「男女の立場逆じゃね?」

今日も今日とて不毛だった

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ