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RAIN  作者: もみの木
第三章
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第三章 ⑲

「そうだ、ロゼは猫なんだよね?

こうやって話してると、猫だなんて思えないけど…」

「はい。猫です。黒猫です。」

「さっき言ってたけど、人間に見えるのは合田のじいさんと、僕だけなんだよね?」

「はい。これまで出会った中ではそうです。どうしてかは分からないんですけど…」

「さっき、ロゼがここへやって来た時は黒猫の姿をしていたけど、どうして急に人間に見えるようになったんだろう?」

「あっ、それは、私が人間としてお話したいと思った時だと思います。確かではないんですけど…

おじいさんに人間に見えるようになってから、おじいさんにも、猫に見えていた時もありました。その度におじいさんはびっくりしていましたが…

おじいさんと過ごして気づいたんですけど、私が人間という意識?というものを持つと人間の姿に見えるようになるようです。

さっきも、“ハルとお話したい”と思った時に人間に見えたようなので。

でも、初めてハルと会った日、その時は、どうして初めから人間に見えていたかは分かりません。

それはおじいさんの時も同じです。」

「その日が土砂降りの雨が降った日…か…」




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