表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
RAIN  作者: もみの木
第二章
20/51

第二章 ⑥

僕が高校1年生の時に祖母が亡くなり、祖父も後を追うようにその1年後に亡くなった。

長女である僕の母は仕事があるからと、次女のおばさんも結婚をして家庭があるため、祖父母の家の引き取り手がおらず、取り壊す話も出てきていた。

でも、僕は家を壊すことに反対した。

大学もそこから通うから僕に住まわせてほしいと申し出た。

僕は、祖父母との温かい思い出の詰まった場所がなくなることが嫌だった。

これまでの自分が消えて無くなってしまうようで怖かった。

僕はその時初めて誰かに、大きな意思表示をしたような気がする。

そして、初めて誰かに、僕の気持ちを尊重してもらえたような気がする。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ