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RAIN  作者: もみの木
第二章
17/51

第二章 ③

「いってきます。」

僕以外誰もいないが、祖父母と過ごしていた時の(くせ)がなかなか抜けない。

家を出て駅まで歩いて向かっていると

「あら、ハル君、おはよう!今日は暑くなりそうねぇ~。」

近所のおばちゃんが花に水を掛けながら、いつものように声をかけてきた。

「おはようございます。そうですね。」

「でも、昨日の雨はすごかったわよね。急に降り出して。

洗濯物が濡れちゃったわよぉ~。」

「あっ、そういえば、合田のおじいさんって…」

僕は雨の話題に昨日の出来事を思い出し、そう切り出した。

(ごん)(ぞう)さん?急だったみたいよ~。

ほら、奥さんも早くに亡くなってるし、身寄りもないでしょ?

だからあの家も引き取り手がなくって、取り壊すとかなんとかで……………」

僕の頭は一瞬で昨日の彼女のことでいっぱいになった。

やっぱり彼女は合田のじいさんの“孫”じゃない…彼女は一体…誰なんだ…?




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