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RAIN  作者: もみの木
第二章
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第二章 ②

「ふぅ、間に合った。」

ごみを置いて家へ戻ろうとすると、さっきの黒猫が後ろからとことことついてきた。

その猫は玄関先までついてくると

「ミャ~」

とまた鳴いた。

「どうした?お腹減ってるのか?ちょっと待ってろよ。」

僕は家へ入り、さっきかぶりついたトーストを少しちぎって玄関へ向かった。

しかし、そこに猫の姿はもうなかった。

「なんだ、お腹減ってたんじゃなかったのか…」

そう言って、ちぎってきたトーストを自分の口に押し込んだ。




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