『雪の花』 作者: 詩織 掲載日:2018/01/10 巡らす心 ひらひらと くるくる 回らす 風の花 さむ風 辻風 天狗風 雪やこんこ あられやこんこ 荒れさびた枯れ野の空はどんよりと 見渡すかぎりの冬木立 黙々と横たわる静けさは 虫の音もあと絶え病んで 風の音だけ耳を切る。 しんしんと降りつもる雪 寒林(かんばやし) 伽藍(がらん)とした奥深い 自然の無となる静寂に 荒れ吹く風は雪風巻(ゆきしまき) 枯れ木に花を咲かせましょう 爺の咲かせた雪桜 清水さんの舞台の上で 見渡すかぎりの雪桜を見たことがあります。 あの花は木の枝にふかふかの掛け布団のように 降り積もって桜が咲いたみたいに見えるだけだと分かっているのに 陽があたっていると温もりが伝わってきそう