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プロローグ

ちゃんと完結出来るかどうか解らない。

出来なかったらごめんなさい

 いつもと変わらない日常。

 そうだな、ファンタジー的な何かが起これば面白いかもしれない。ただし、そんなものが許されるのは学生だけだろう。社会人にゃ縁の無い話だ。


 学生なんて20年近く前の話だ。色んな事を夢見て社会に出たが、漫画みたいに会社で活躍したり、趣味で契約まとめたり、そんな空想は当然存在しなかった。


 あと、ドラマみたいな恋愛ともご無沙汰だよ。ウェイウェイやってた学生時代って何だったんだろうな。普通に知り合う?それすら無い。気が付いたらチャンスを何処か遠くに放置してきた感じだ。今更チャンスも無いだろう。

 

 そうだな、残されたものは転生だが、それこそどうかと思うよ。ファンタジー世界に転生?ちょっと考えてみなよ、贅沢で便利な日本に慣れた俺達が剣と魔法の世界で本当にやっていけるのか?


 戦国時代とか、いくら歴史を知っていても、それが正しい保証はない。旧暦と太陽暦の違いだけではなく、あの時代は地方で暦が違ったりした。それはつまり、転生先次第じゃ日時が宛になら無い可能性がある。挙げ句、未だに何通りも説がある事件については、年単位で時間がずれている可能性だってある。


 そうだな、時間がほぼ確定している戦前なら物は試しに見えなくはないが、余程の地位か幸運がなきゃ、事実を繰り返すか、あっさり殺されそうだ。歴史を変えたらそれはそれで先読み出来なくなるから自分の価値が失われる。


結局、フィクションはどこまで行ってもフィクションなんだよな。


 小説サイトを読みながら時折そんなことを考えていた。

巷にあふれる転生物の小説は夢があるけど、本当に転生して、テンプレなんて起きるのかな?フィクションだからそれでもいいか。


 そんなことを思いながら今日も何となく小説を読みながら電車が来るのを待っていた。


 誰かが体を押したのか、それとも立ち眩みでもしたのか、よく分からないが、気が付いたら視界はホームから先へと向かっている。


「あれ?」


 何を思うでもなく、ただ何となくいつものように考えてしまう。あり得ない状況が逆にそうさせるんだろうか。そういえば、今しがた電車の到着を知らせる放送が聞こえた気がしたのだが・・・・・・



 何かにあたったような感覚というのも感じたようなそうでない様な。よく分からない中で意識が閉ざされていく


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