行間
読者の皆さんありがとうございます。
皆様のお陰で1,000PV到達にまで至りました。
たくさんの感謝を込めて速攻で1本、行間を仕上げました。あくまで行間です。
期待してはだめですよ?
「なんですか?!あのチートは!」
水晶の前でガブリエルはそのブロンドを振り乱し、絶叫する。
「スキル上限を無くし、触れている間だけ対象からスキルを奪う。というスキルだな」
イケメン天使は冷静に分析する。
「お前か!お前があのチートスキルを作ったのか!いやこんなスキル作れるのは貴様しかいないだろ▼▼▼▼▼!」
「出来ちゃった♪(テヘペロ)」
イケメン天使はいたずらっ子のように小さく舌を出して言うとガブリエルはイケメン天使の胸元をつかむ。
「なぜ作った?なぜあそこにいる?」
「『なぜ作った』って言うのはたまたま出来た産物なのさ…サブスキルの所持上限を無くすつもりで作ってたら…ね。」
「下方修正しなさい!」
「あいにくレシピを忘れてしまったんだ。上書きしようにもソレに準ずるものでないといけないのは■■■■■、君も知っているだろう?」
「本当は覚えてるんでしょう?」
ジト目で笑顔の爽やかな同僚を見つめる
「こればかりはホントさ…当時寝不足だったからね…寝ぼけて作ったものだからレシピも適当、配合も適当…だからこれ以上増えることはない。」
「…そのかわり減らないと思うけど…」
ガブリエルの言葉にイケメン天使は目をそらしつつ話題をそらす試みをした。
「と、とりあえず、さっきの『なぜあそこにいる』かっていう問いだが…純粋に『知らない』が答えだ。自力に来たにしてはピンポイント過ぎるけどね…それにさっきまで俺は君らと一緒にいたろ?」
「…同時作業はよくやってるじゃない…」
ガブリエルは文句をいうようにして呟くとイケメン天使はキラキラとしたため息を吐きながら反論する
「それとこれとは話が別だよ。誰かさんはコンタクト得るための手順を何度か間違えて時間かかったけどあの状態を維持するのは大変なんだよ?発動と終了は簡単だけど…」
イケメン天使は水晶から立ち上がり部屋を出ていこうとする。
扉を静かに閉めると反対側の壁にもたれかかる。
『もっとも…もうこの時点で手遅れなんだろうけど…』
――1分が100年に相当する天上世界…
水晶で録画したアルベーンの世界を見ていた時間はすでに数時間。向こうではすでに1000年以上の時間が経っている。出来ることは何もない。
イケメン天使はその顔を曇らせ、真っ白な天井のない空を見つめる。
「なんでこうプロジェクトはうまく進まないかなぁ…」
なんてことない呟きは誰にも聞かれることなく虚空に消えた。
なお検閲時間すっ飛ばしているので誤字脱字、設定不足が目立つかもしれません…。
初めての作品でこんなにもたくさんの方に読んでもらえたこの感動が止まらなかったもので(感涙
ちなみにこの行間は頭の片隅で考えていた一部分で、もしものときに差し込もうと考えてたものです。
この蒼を刻む朱雀!今月は出血大サービスですm(_ _)m