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2度目の人生、ハードモード〜これが1度目の補填って嘘でしょ?〜  作者: 蒼を刻む朱雀
第1章 『主』誕生
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7話 ステータス

今回は補足回・・・ようやく不透明だったステータスが明らかに?

「…んでお姫様のステータスってのはどうなってんだ?」


 酒を飲んでっよぱらった冒険者が顔を真っ赤にして私に尋ねてきた。

 朝の一件からもう何度目になるだろう。そのたびそのたびに違う答えを返して追い払っていたがそろそろネタ切れである。

 朝の命名からどういうわけか冒険者たちがどんちゃん騒ぎを始めるようになった。しかも主様まで楽しそうにしてるから止めようがなかった。


「…」


 私はどう答えるか迷った。見たことをそのまま話そうにもその後のリスクを考えたら話すわけにも行かない。


「赤ん坊なんだから全部1に決まってんでしょこの酔っぱらい。ほら行った行った。」


 騒ぎが大きくなる前にハーベナーが適当に追っ払う。


「…やばいね。その子…」


 やっぱり覗いてたんですね。油断も隙もない。


──────────────────────────────

     (神楽 朱鷺)     ((かぐら とき)) 0歳 女

種族;人間?

Lv1

職業(クラス);赤ん坊

冒険者ランク;――

筋力1【+1,500】

耐久10/10

敏捷1【+1,500】

魔力15/4,000


物理攻撃力1【+1,500】

物理防御力1【+1,500】

魔法攻撃力1【+1,500】

魔法防御力1【+1,500】


装備;上質な綿服

状態異常:ペナルティ

ペナルティ内容;閲覧権限がありません。

ペナルティ期間;魔力が最大値まで回復するまで。

称号;《主》、《最年少で限界を超えた者》


メインスキル;《基礎代謝》、《空間把握》、《胃酸強化》、《―――》、《―――》、《―――》、《―――》、《―――》、《―――》、《―――》

サブスキル;《言語解読》、《魔術習得;風属性初級》、《魔術習得;土属性初級》、《魔術習得;火属性初級》、《魔術習得;水属性初級》、《魔術習得;無属性初級》、《魔力成長》、《魔力強化》、《魔力増強;犠牲【ステータス】》、《限界突破》、《―――》×137

共通スキル;なし

習得魔術;なし

従者【2人】;ユネ、セラ

──────────────────────────────


「やばいってどの意味で?」

「セラ、あんたが想像してる全部よ…。」


 たしかに私は3つの意味で心配していた。

 1つはスキル保有可能枠が大量にあるということ。これは《スキル強奪(スキルテイカ―)》によってスキルを奪われた者に残る傷痕のようなものだ。奪われたスキルを取り返す手段は今のところ見つかっていない。

 ただ、習得しようと思えばその空いている分だけ習得できる。

 そしてもう1つの懸念は主様のステータスの低さだ。本来ならだいたい最低値は5くらいなものだが、おそらくペナルティによるものもあるだろう。しかし大きな要因としては《魔力増強;犠牲【ステータス】》によるステータスの9割低下と思われる。これではペナルティから回復してもステータスは1のままである。限界突破するとどうなるかはまだ未検証だから何ともわかりませんが…。

 そして最後に異常なまでに特化した魔力だ。普通《魔力増強;犠牲【ステータス】》などはLv100くらいで入手出来るスキルなのだが人としての寿命も考えて普通はLv80まで、とんだ戦闘馬鹿でも90が限度だった。エルフや魔族は長命故に100を超えることはある。まぁ私達は裕に3,000年は生きてますしそれなりにステータスは高いのです。

 そして魔力が高いということは魔物が寄り付きやすいというデメリットが有る。私達くらいならその強さを身をもって知るゆえにすぐに逃亡するだろう。だが主様はそうは行かない。例えて言うなら最高級の焼き魚を猫族の集落に持っていき、何の対策をしないっと言ったところだろう。そんな焼き魚がどうなるか…。私は「主様を守る」ということの難易度の高さを認識しこの身を奮わせる。

 ちなみに私達のステータスはこうだ。


──────────────────────────────

セラ 13歳(3133歳) 女

種族;猫族《覚醒》

Lv593

職業(クラス)魔剣士(ソードメイジ)/近衛騎士

冒険者ランク;EX

筋力15,763【+20,130】

耐久6,400/6,400

敏捷5,320【+20130】

魔力1,200/1,200


物理攻撃力15,768【+20,130】

物理防御力13

魔法攻撃力50

魔法防御力3


装備;ツギハギの服、革鎧、ぼろぼろのブロードソード

状態異常:なし

ペナルティ内容;《猫化》、《弱体化(99%減)》、《再生系スキル無効》

ペナルティ期間;《魔力が最大値まで回復するまで》

称号;《従者》、《先祖返り;吸血鬼(ヴァンパイア)》、《竜殺し(ドラゴンスレイヤー)》、《魔王殺し(サタンキラー)》、《神殺し(ゴッドスレイヤー)》、《王宮近衛騎士》、《王を殴った者》、《殺意で人を殺した者》、《長寿命》

メインスキル;《武の極み》、《空間把握》、《冷静沈着》、《動体視力》、《並列詠唱》

サブスキル;《言語習得;アルベーン語》、《限界突破》、《武芸百般》、《無詠唱》、《魔力操作》、《剣術》【+双剣術】【+多剣術】、《槍術》【+双槍術】、《戦斧術》【+双戦斧術】、《戦槌術》【+双戦槌術】、

《気配感知;初級》【+中級】【+上級】【+最上級】、

《魔術習得;風属性初級》【+中級】

《魔術習得;土属性初級》【+中級】

《魔術習得;火属性初級》【+中級】

《魔術習得;無属性初級》【+中級】

《魔術習得;闇属性初級》【+中級】、【+上級】【+最上級】

《派生魔術習得;重力初級》、

《派生魔術習得;空間初級》、《雷考》、《瞬歩》、

、《自動再生》、《不老》、《吸血》、《変換:血→魔力》、《変換:血→力》、

共通スキル;《料理》、《威圧》【+殺意】、《算術》、《商才》、《鑑定》【+天瞳】

習得魔術;《軽量化(ウェイトロー)》、《着火(イグニッション)》、《着雷(クラップ)》、《重力制御(グラコン)》、《加速(アクセル)》その他複数

主;トキ・ヴェルカルト

──────────────────────────────


 私の本質は強化魔法にあるわけですから上限はもう少し上…と言ったところですね。

 なんだかんだで称号による補正も入ってるから筋力が高く見えるもののこうやって自分の腕を見てもさほど筋肉がついてるとは思えない…。


──────────────────────────────

ユネ 18歳(3138歳) 女

種族;猫族《覚醒》

Lv610

職業(クラス);魔導士/宮廷魔導士

冒険者ランク;EX

筋力8【+20,340】

耐久1,300/1,300

敏捷5,323【+20,340】

魔力10,170/10,170


物理攻撃力25【+20,340】

物理防御力1

魔法攻撃力7,320【+20,340】

魔法防御力250


装備;ツギハギの服、古いスタッフ

状態異常;なし

ペナルティ内容;《猫化》、《魔力使用不可》、《魔力回復系スキル無効》

ペナルティ期間;《魔力が最大値まで回復するまで》

称号;《従者》、《先祖返り;吸精姫(サキュバス)》、《虐殺者(ジェノサイダー)》、《宮廷魔導士》、《一騎当千》、《勇者に致命傷を与えた者》、《長寿命》

メインスキル;《全属性適正》、《魔導の心得》、《属性複合》、《並列詠唱》

サブスキル;《言語習得;アルベーン語》、《変換;精→魔力》、《変換;精→力》、《変換;絶頂→魔力》、《変換;絶頂→力》、《不老》、《催淫系魔法無効》【+完全無効】、《媚薬無効》【+完全無効】、《無詠唱》、《自動再生》、《早打ち》、《限界突破》、《魔力操作》

《魔術習得;風属性初級》【+中級】【+上級】【+最上級】

《魔術習得;土属性初級》【+中級】【+上級】【+最上級】

《魔術習得;火属性初級》【+中級】【+上級】【+最上級】

《魔術習得;水属性初級》【+中級】【+上級】【+最上級】

《魔術習得;無属性初級》【+中級】【+上級】【+最上級】

《魔術習得;光属性初級》【+中級】【+上級】【+最上級】

《派生魔術習得;重力初級》【+中級】【+上級】【+最上級】

《派生魔術習得;空間初級》【+中級】【+上級】【+最上級】

《派生魔術習得;再生初級》【+中級】【+上級】【+最上級】

《派生魔術習得;付与初級》【+中級】【+上級】【+最上級】

《派生魔術習得;反転初級》【+中級】【+上級】【+最上級】

《解呪》【+中級】【+上級】

《装具百般》

共通スキル;《鑑定》【+天瞳】、《交渉》

《裁縫》【+中級】【+上級】《特殊裁縫》、

《刺繍》【+中級】【+上級】《特殊刺繍》、

《料理不適正》、【+中級】【+上級】【+最上級】、

習得魔法;《ゲート》、《長距離転移》、《近距離転移》、《凍結世界(コキュートス)》、《焼き尽くす罪火(エンド・インフェルノ)》、その他多数

主;トキ・ヴェルカルト

──────────────────────────────

っく…悔しくなんかありません…。スキル数が多いからって決して悔しくなんか…。


「あんたたちも大概おかしいよね…。」


 急に後ろからにゅっとトーナが顔を出す。


「気づいてた。」

「そりゃ残念。…にしてもお姉さん、ユネは魔術師のエキスパート、セラ、あんたに至っては武芸のエキスパートだから主様見てもなんにも驚かないつもりで居たけど、流石にお姫様のこのスキル枠の量は異常よねぇ…」


 そう言っていつの間にか手元にあった主様のステータスカードがトーナの手に平で踊っていた。いつの間に…。


「はいっ…返す」

 トーナは山なりに主様のステータスカードを投げると、興味を失ったとでも言いたげに踵を返して厨房に戻る。


「ご主人様寝かしつけてきたよ~」

「おぉ~ユネちゃん戻って来たか。こっち来て呑め呑め!」

「は~い」


 そう言って姉は大衆の所に駆けていった。私は明日、二日酔いで主様に醜態を晒さないためにも今日は早めに寝るとします。


ステータス調整するのにえらく時間かかった。(約1ヶ月くらい…)

ちなみに当初は6桁くらいのぶっ飛んだステータスにしておこうと思ったがちょっと自重した。

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