作品の集め方
そもそも、商業化のための作品集めと言うのは大変な作業です。知り合いの商業作家を当たるだけでは駄目で、新しい作品も探さなきゃならない。
今現在も多く取られているのは、コンテストによる作品集め。その中から、商業に値する物を拾って、磨く訳ですね。
所が、インターネットでの小説投稿サイトと、そのサイトの機能としての読者のポイント評価によって、かなりお手軽に「読者受けの良い≒商業になりそうな」小説を見つける事が出来るようになってきました。
『魔法のiらんど』が自社でシステムを作り、その上で受けた作品を出版してた記憶。今はアスキー・メディアワークス→KADOKAWA アスキー・メディアワークス、と運営母体が変遷してますが。
さて、そこで「雛プロジェクト」と「アルファポリス社」を見てみると。
「作品を集める」を「雛プロジェクト」が、
「作品を出版する」を「アルファポリス社」が、
やっている事に。つまり、事業母体が違うんですよね。
悪く言いますが、「作品集め」の部分でのフリーライドな訳です。
もちろん、実際に「出版する」となれば、これまた非常に大変です。
けれどね。「作品を集める」のだって、大変な訳です。だから、今回の騒動が起きた訳で。
ダイジェスト自体は作者が勝手にやってる事で、
その昔、ニコニコ動画が youtube の投稿の上にコメントを流すシステムを作って、youtube から禁止された経緯があったと記憶しています。
今回の禁止は、これと似たような構図に見えてしまいます。