2 意識飛んだ。。。
「……ぶかなぁ……うしよう?」
「…ぁ、すぐ……るでしょ」
かすかに聞こえる話し声。
うっすら眼を開けると、眩しすぎる蛍光灯の明かりと、真っ白な天井…。
あ?ここ、どこ?
はっきり眼が覚めた私は、がばっと起き上る。
そんな私に驚いたのか、やよっさんやわが友その1,2がいっせいにこちらを向く。
「!!るーさんっっ」
真っ先に駆け寄ってくるわが友その2。
いつもおちゃらけている彼女からは想像できないくらい、泣きそうな顔をしている。
こ…こいつっっ!ほんとはやさしいやつだったのか!は、初めて知ったぞ!
そんなわが友その2にちょっと感動した私だが…。うん、ちょっとふざけたくなっちゃった……。
「良心」と「自分のための楽しみ」を、「脳内天秤」にかける。
結果、「自分のための楽しみ」側に大きく傾く天秤。
よし、ふざけよう!
「る、るーさん…大丈夫?平気?」
「瑠衣さん…っ」
うん、ごめんね私の友達たち。許してね。この誘惑には勝てないよ。
「瑠衣!なんか言ってよ」
「え……だれ……?」
「へ・・・」
部屋中の空気が凍った気がした。
あ、どうしよう。
いまさらだけど、思った以上にキツいジョークだね?記憶喪失のフリなんて…。
どうしよぉぉぉぉぉ……と思った時には時すでに遅し!
大騒動が、はじまった。