説明会と序章
とりあえず生、ではなくごめんなさいm(_ _)m
初めての人はラインまでスルーしてもらって構わないです。今回は説明会です。
前回投稿から早1年半以上経っています。音楽の~はプロットなしで見切り発車をしてしまい続きがうまく表現できなくなってしまったので続きを書いてはいるのですがまだまだUPできない状態です。もちろん完結は必ずしたいので書きますが、いつになるかは未定です。
また向こうの作品のキャラが出てくるかもしれませんが全くの別人と考えてもらって構いません。というよりキャラ設定の考える量を減らす処置の1つなのでパラレルワールドだと思ってもらえれば幸いです。
僕は今最大の危機を迎えようとしている。彼らに自分の秘密がバレると、これからは今まで通りの平穏な学生生活は送れないだろう。敬遠されるか、自分たちとは違うと言って一線を引かれるか、隔意をもたれるか、はたまた羨望の眼差しか、いずれにせよ平均的で特に目立ちそうもない自分ではなくなることは火を見るより明らかであろう。
僕、綿谷 柊は年齢16、身長165cm、体重58kgでルックスもよく言って中の上、体力は人並み学力も中の上といったどこにでもいるような高校一年生だ。ただ一点を除いては・・・
僕の職業は高校生であるそして・・・棋士である
棋士という職業はここ現代日本において明確にこの言い方で呼ばれるのは2つしかない。プロの囲碁棋士と将棋の棋士だ。僕は将棋の方の棋士だ。棋士になるに は色々な規定が有り、箇条書きに抜粋すると基本的には
・奨励会に入会する
・奨励会に入会するには、棋士の推薦が必要なほか、入会試験に合格しなければいけない
・六級で入会し所定の成績を収めるごとに、1級あるいは1段ずつ昇級昇段していく
・三段に上がると、半年に1期(1回)行われる三段リーグに入り、所定の成績を収めると、四段の棋士となる
・満21歳の誕生日までに初段、満26歳の誕生日を迎える三段リーグ終了までに四段に昇段できなかった者は退会となる
・ただし三段リーグで勝ち越しを続ければ満29歳を迎えるリーグ終了まで延長して在籍できる。年齢・勝ち越し条件に関係なく三段リーグに5期(2年半)在籍できる
四段になれるのは、およそ入会者全体の2割ほどである。漫画等でいろいろな表現がされているがまさに修羅界のようである。歳を取るに連れて誕生日が恐ろしい日になっていき一人また一人と去っていく。青春の全てを賭けたらどうとでもなる世界ではない。甲子園に出ている選手が全員プロになるつもりで参加しているのではないのに対し、奨励会は何が何でもプロになると決めた少年少女しか入らない。しかも10歳に満たない子がほとんどである。
そんな登竜門を抜けた世界にいる僕であるがそこも平穏な場所ではなかった。仲がいい人たちはいくらでもいるがみんなライバルでもある。勝つか負けるかの世界なのだから仕方ないかもしれないが・・・
さて今回のような運びになったのは、少しワケがある。僕は史上5人目の中学生棋士であり、かつて中学生で棋士になった人たちは後に将棋界を席巻しているから棋界の注目の的の1つになってしまうが、所詮ほっかほっかの四段である。そう破竹の勢いで最初から突破できるものでもない。ところで棋士全員参加の公式戦はそう多くはない。1つはタイトル戦の竜王戦、もう1つはNHK主催のNHK杯である、竜王戦のような棋戦は挑戦者決定戦などはテレビ等では放送されない。しかしNHK杯は主催がNHKだけに本戦トーナメントは1年間に渡って放送されていく。まあ普通四段なりたてのC2組の人が本戦まで出てくることが珍しいので、僕もまあ上手く勝てたらいいなとは思っていたがどこかで負けるだろと思っていた節があったことは否めない。しかし順当に勝ち上がってしまったのだ。そして先日本戦一回戦の収録に行ってきた。放送は今日の午前10:30からだ。明日学校で何を言われるか、正直誰も日曜日の朝から教育テレビなんて見ないと思うが・・・いやしかし父親や祖父が見ているかもしれない。それを見られたなら・・・なんだか高校生活が終わる気がする。対局のために学校を屡々休んでいたので(連盟規約に親族3親等以内の葬儀や怪我や病気以外での対局の欠席は認められていない)病弱だと勝手に思われているかもしれないだろうが、この件がばれるとやばい。しかも担任はよりによって将棋部顧問の桐谷冬郷先生なのだ。彼には元からバレていそうだが、朝のSHに毎回身内のことや生徒のことなどたわいのないことをカミングアウトするからかなり危険だ。ちなみに僕は部活はやってない。やってないからこそ情報をオープンにして強引に勧誘してきそうで怖い。
そして勧誘はされなかったが、嫌な予感は当たってほしくないことほど当たってしまうものである。
規約は日本将棋連盟より(誤りがあったら教えてください)
タイトル戦や企業名などは実際のものをそのまま使いますが、この作品はすべてフィクションで構成されているため、実在するそれらとは全く関係ありません
中学生で棋士になったのは現在加藤一二三九段、谷川浩司九段(永世十七世名人)、羽生善治三冠(十九世名人、永世王位、名誉王座、永世棋王、永世棋聖、永世王将、名誉NHK杯選手権者)、渡辺明竜王(永世竜王)
括弧内の襲名または就位は名誉NHK杯選手権者を除いて原則引退後(権利を獲得しただけ)
今日の格言
「遊び駒は活用せよ」
遊び駒とは盤上で戦線から孤立している駒をいう。自分が使える駒の総量は決まっているので遊び駒は責めにも守りにも聞かないのでそれだけ戦力が落ちることになってしまう。遊び駒の存在が敗因になることが多いので、それを活用して自分の戦力を高めるような戦いをすべきだということ。




